コンテンツマーケティングを学習するための5つの方法まとめ

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「コンテンツマーケティング」がWebマーケティングのホットトピックとなって久しいですが、まだ完全に導入できている企業は多くないのではないでしょうか。「価値あるコンテンツを制作し、見込み客を集客し・育て・成約に結びつける」と簡単に説明することはできますが、これを実際に行おうとすると何から手を付けていいのか分からない方も多いでしょう。

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また、概念が分かっても「コンテンツの作成方法は?」「見込み客をどうやって育てるの?」など細かい疑問は尽きないはずです。

その疑問を解消するためにコンテンツマーケティングを学習するのですが、そもそもどこで情報を見つければ良いかわからない方もいるでしょう。
この記事では、そんなコンテンツマーケティング入門者の方におすすめの学習方法を紹介します。

入門書籍で学習する

最も一般的な学習方法が、コンテンツマーケティング関連の本を読んで学習する方法です。「やさしいコンテンツマーケティング」や「コンテンツマーケティング入門者のための」など入門者向けのタイトルがついているものは、そもそもコンテンツマーケティングとは何かという概念の説明から、広告やSEOなど他の集客手法との比較、見込み顧客を集客し育てるフローや戦略、さらには事例や実際の企業の導入事例など、網羅的な情報が期待できます。

本の選び方です。
1.コンテンツマーケティングに強い企業や個人の方が執筆・監修しているものを選ぶ
2.今まで読んだWebマーケティング関連書籍のシリーズものを選ぶ
3.本の目次、レビューや解説を見て、自分の知りたい情報が載っている本を選ぶ

書籍例

「エピック・コンテンツマーケティング 顧客を呼び込む最強コンテンツの教科書」は、コンテンツマーケティングの第一人者であるアメリカ企業、Content Marketing Instituteの創業者であるジョーピュリッジさんによる書籍です。コンテンツマーケティングの流れや具体的な実行方法が網羅的に書かれています。

エピック・コンテンツマーケティング 顧客を呼び込む最強コンテンツの教科書 エピック・コンテンツマーケティング 顧客を呼び込む最強コンテンツの教科書
ジョー・ピュリッジ,郡司 晶子,大川 淳子,長尾 千登勢,坂井 政文,醍醐 辰彦,四宮 拓真,中里 慶昭,石井 裕太

日本経済新聞出版社
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「Webコンテンツマーケティング サイトを成功に導く現場の教科書」は、実務で使えるフローチャートなどがまとまっています。

Webコンテンツマーケティング サイトを成功に導く現場の教科書 Webコンテンツマーケティング サイトを成功に導く現場の教科書
株式会社日本SPセンター

エムディエヌコーポレーション
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「~編集者のように考えよう~ コンテンツマーケティング27の極意」は、豊富に事例が掲載されていて参考になります。

~編集者のように考えよう~ コンテンツマーケティング27の極意 ~編集者のように考えよう~ コンテンツマーケティング27の極意
レベッカ・リーブ,Rebecca Lieb,郡司 晶子,八木 慎一郎,坂本 陽児,徳永 希,大八木 元貴,関口 嶺,阿部 達典

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メリット:コンテンツマーケティングについて体系的に学べる
デメリット:事例や効果について浅い情報しか提供していないことがある

コンテンツマーケティングのセミナーや講演を聞く

セミナー

有名な企業や個人が開催しているコンテンツマーケティングのセミナーや講演に参加することも、効果や事例を現場の生の声として聴けるため、有効な学習方法の1つです。コンテンツマーケティングはまだ歴史が浅く、専門的に行っているマーケターも他のマーケティング手法に比べまだ少ないことを考えると、実際に携わったマーケターの話は貴重な情報源となります。

ただし、自分が住んでいる・働いている場所の近くで開催されていないという場合もありますし、質の高いセミナーや講演は有料である場合も多いので、長距離の移動が必要な方や学習に使える予算が限られている方は、費用対効果を考えてから参加することをおすすめします。

また、自社にとって正解の方法をセミナーで説明してくれるとは限らず、鵜呑みにしてそのまま取り入れようとすると、失敗してしまうかもしれません。
ある程度書籍などで学んでから受講したほうが、自社で取り組むべき方法を選別しやすいです。

メリット:事例や効果について現場の声を聴くことが期待できる
デメリット:全く知識がない状態では、話を理解するのが難しい場合がある。情報が正しいかどうかの取捨選択が必要。

参考までにセミナーに参加したときのレポートです。
ジョーピュリッジさんの講演「コンテンツマーケティングの未来」レポート

Webで学習する

モニター
Webマーケティングの1つであるコンテンツマーケティングの情報は、当然Webから探すことができます。最も一般的なのはブログ、コラム、SNSなどで、コンテンツマーケティングをサービスとして提供する企業や個人のマーケターが定期的に情報を発信しています。また、専用の情報発信メディアを持っていて、「入門編」から「上級編」まで段階に分けて幅広い知識を提供しているところもあります。

メリット:入門学習から発展学習まで1つのサイトでカバーできる
デメリット:データや事例が含まれていない情報もあり、情報の信ぴょう性が得にくい

成功失敗事例集で学習する

過去にコンテンツマーケティングを活用した案件の成功・失敗事例から学習することで実際に導入した際のイメージが湧きやすくなります。

巷で利用できる事例集はどちらかというとWeb上で提供されていることが多く、書籍では事例はおまけになっている傾向があります。

サイトによっては、それぞれの事例の成功・失敗要因を分析した記事を掲載しているところもあり、ただ事例を眺めるよりも理解が深まります。

メリット:なぜ成功するのか・失敗するのかが具体例とともに理解できる
デメリット:基本的な知識・分析力を持っていないと、自分で応用をさせにくい

コンテンツマーケティングを自分なりに導入して効果検証

チェックリスト
コンテンツマーケティングは深く追求すれば追及するほど複雑な手法に思えますが、概念としてはシンプルです。

まずは価値あるコンテンツを提供し、そのコンテンツを読んでもらい、潜在的な見込み客を獲得することが第一歩です。
そしてこの第一歩は、特に難しい知識を持っていなくても踏み出すことができます。まずはコンテンツを作り、もしくは現在のコンテンツを見直し、そのコンテンツで見込み客が獲得できるのかを検証してみましょう。

そこで仮に失敗した場合、なぜなのかを書籍やWebなど他の方法で調べ、要因に見当がついたら改善してまた検証するといった方法をとることで、現場と知識どちらかに偏らない学習ができます。

メリット:リアリティのある学習ができる
デメリット:ある程度失敗のリスクを見越すことが必要

まとめ

ひとえに学習方法といっても、そのアプローチの方法は様々であることがお分かりいただけたかと思います。大切なことは自分が知りたいことを効率的に学べるかどうかという観点から選ぶことです。また、ある程度知識がついてきたら、それまでとは別の学習方法を採用してみることも、知識をさらに定着させるには有効でしょう。コンテンツマーケティングに興味が湧いたらまずは1つ方法を選んで、学習に取り組んでみましょう。

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