Web担当者の文章力向上トレーニングにおすすめの本5冊まとめ

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ライティング

こんにちは。サイトエンジンの毛塚です。

お客様のサイトや自社のサイトにどんなコンテンツを掲載すれば
より良いトラフィックや成約率につながるかを考えて、
試行錯誤しています。

特に広告費をたくさん書けているサイトの場合は、
ちょっとした文章の書き方の違いで、大きく費用対効果が
かわってきます。

・最上部に掲載されているキャッチコピーを変えるだけで成約が何割も増えた
・コンテンツはまったく書き換えていないのに、並び順を変えるだけで結果が大きく改善した
みたいなことがあるのが、Webのコンテンツ制作の面白いところです。

少しでも記事のクオリティを上げるために
以下のようなマニュアル化、仕組み化をコツコツ行っています。

  • ライターさんの選定方法、もしくは採用テストの設計と、評価者の採点基準の統一
  • 編集者による事業責任者もしくはお客さんへのヒアリング、リサーチと企画の流れを仕組み化
  • 書き方をプロジェクトごとにレギュレーションとして設定。ペルソナ、トンマナ、見出しのつけかた、文字数など
  • NGワードやNG表現を蓄積していく
  • レギュレーションの分量が多くなり記憶しきれなくなるので、入稿フォーマットをCMS化して、リアルタイムでエラー出力
  • ライターさん向けのリサーチの方法をサイトごとに画像や動画を使いつつマニュアル化
  • 校正者からライターへのフィードバックの出し方を統一するために校正者用マニュアルを作成し改善していく
  • ライターさんの登録、支払い管理、評価などを行うための管理画面の作成

流れに沿って記事作成すれば、
一定の品質は保たれるようになりつつあります。

ただ、最初からある程度こちらで用意した
書き方の基準を満たせるライターさんだけに
仕事をお願いできていない状況になっています。

マニュアルを誰にでもわかりやすくすることは努力しているのですが、
以下のような問題があった場合に、
フィードバックして改善をお願いするのではなく、
依頼するのを停止してしまっています。

  • 「ですます」と「である」が混ざっている
  • 誤字脱字や文法の誤りが多すぎる
  • 意見と事実の切り分けがまったくできていない
  • あきらかに事実と異なることを創作している

もちろんフィードバックをして改善するというプロセスを通して、
最初は基準に達していなかったライターさんを引き上げることもあるのですが、
より大きな手間や工数がかかるために、優先順位がどうしても低くなっています。

最初から書けるとわかっている実績の人に連絡するか、
テストで選抜してレギュレーションに沿って書ける人を
見つけるほうが早いため、そちらに偏ってしまっています。

ただし、最初から要望にあった方法でライティングしていただけるライターさんのほうが
母数は少ないわけなので、スキルアップにつながるようなコンテンツを
用意したり、セミナーやイベントなどを通じて書き方を共有したりすることを
検討しています。

ライターさんに、この会社の仕事にかかわったことで勉強になってよかったと思ってもらえるような
ノウハウをまとめた資料を作るために、ライティングのテクニックや、
文章力をつけるためのトレーニング方法について勉強しています。

中でも特に参考になった文章力を高めるのに効果があると感じた本を紹介します。

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス) 新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス)
唐木 元

インプレス
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最後まで読んでもらえる文章が良い文章という考え方をもとに、
ナタリーで実践されている文章の書き方を解説してくれています。

ナタリーでは1日あたり1人が10~15本を書くそうで、
新人は最初当然そんなに書けないわけですが、
この本に掲載されているようなことを学んで
アウトプットの量を増やしていくとのことです。

すごく丁寧に説明されていてわかりやすいです。

文章をすっきりさせる方法や文章のスピード感など、
新しい発見がたくさんありました。

文章の品質を上げるためにおすすめで、
Webコンテンツを制作することを
仕事にしている人は読んでおいて損はないです。

ライターと校正担当の両方が読んでおくと、
わかりやすい原稿になると思います。

以下は半分有料なのですが、本の内容が一部掲載されています。
新しい文章力の教室|唐木元|cakes(ケイクス)

Webライティング実践講座 ニュースリリースから商品説明まで

Webライティング実践講座 ニュースリリースから商品説明まで (WEB PROFESSIONAL) Webライティング実践講座 ニュースリリースから商品説明まで (WEB PROFESSIONAL)
林千晶,中野克平,井上果林,小川治人,君塚美香,中田一会,吉澤瑠美

KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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どうやって文章を書いていくかのノウハウがまとまっています。
以下のようなものです。

  • 見出しから文章とつくる
  • 起承転結は転からつくる
  • カメラワークからあらすじをつくる

このように執筆するための流れがわかりやすく解説されていて、
文章力アップに活かせる本です。

さらに、Webコンテンツにかかせない
SEOやソーシャルメディアを意識した
ライティングについても言及があります。
事例を含めながら説明してくれているので
わかりやすいです。

Googleアナリティクスやアドワーズのキーワードプランナーなどの
データから書くことを探すというSEOやコンテンツマーケティングで
よくある方法も解説されています。

以下の記事にいくつか本の中で紹介されていることがピックアップされています。
もはや書籍不要? 『Webライティング実践講座』の要点まとめ |2013 |株式会社ロフトワーク

ウェブセールスライティング習得ハンドブック

ウェブセールスライティング習得ハンドブック 寺本隆裕 ウェブセールスライティング習得ハンドブック 寺本隆裕
ダイレクト出版

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Webで売るための文章を書くのにとても参考になる本です。
ランディングページの原稿や商品の紹介文を書くことを仕事にしている方は
ぜひ読んでみてください。

  • ダイレクトレスポンスマーケティングの基礎知識
  • 商品、見込み客(お客さん)、マーケットをそれぞれリサーチしてから執筆
  • メインで訴求するポイント(ビッグアイデア)の設定
  • ヘッドラインやオープニングの書き方
  • ブレット(箇条書き)の使い方
  • 信頼性を上げるための要素
  • 編集の方法

Webサイトの成約率を上げたいと考えているWeb担当の人は、
参考にしながらコンテンツを書き換えることをおすすめします。

「収入が増える」とか、「自由に働ける」とか、
コピーライターとしての副業、起業の要素が多く含まれているので、
抵抗感のある方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、原稿の書き方の解説の部分だけでもすごく勉強になりました。

全米NO.1のセールス・ライターが教える 10倍売る人の文章術

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ジョセフ・シュガーマン,金森 重樹

PHP研究所
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読みすすめてもらえる文章を書くことを目的として、
どう読んでもらうかのテクニックがまとめて紹介されている
本です。

広告で使う文章をテーマにした本なので、
若干内容はコピーライティングに偏っているのですが、
Webサイトやランディングページで使うコンテンツにも
応用できます。

すべての文章が次の文章を読ませるためにある
という割り切りが解説されています。
いつ読むのを止めて離脱されてしまうかわからない
Webコンテンツでも共通しているなと感じました。

何気なく目が止まり、広告だとわかっているのに
つい引き込まれて最後まで読んでしまった経験は、
誰にでもあるのではないでしょうか。
「全米NO.1のセールス・ライターが教える 10倍売る人の文章術」
はそんな文章を書くための方法がまとまっています。
リサーチの方法なども書かれていて参考になりました。

20歳の自分に受けさせたい文章講義

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古賀 史健

講談社
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フリーライターの古賀史健(@fumiken)さんによる文章術の指南です。

文章を書くとはどういうことかという大元のところから解説しています。

テクニックも含まれているのですが、もっと根本的な
なぜ書くのか、何を伝えたいのかを見直せる良い本です。

頭の中の気持ちや知ったことを
どう整理して文章に落とし込んでいくかが
丁寧に説明されています。

また、以下のような読み手にストレスを感じさせずにわかりやすく伝えるための
実践的な考え方が参考になりました。

  • 視覚的なリズムを意識する
  • 面倒くさい細部を描く
  • 読者を絞り込む
  • 自分の頭でわかったこと以外は書かない
  • 推敲のときにもったいないという理由で余計な文章を残さない
  • 文章の3割は目からウロコの内容で残りの7割は周知の事実や主張にする

執筆中に手が止まりがちで、どう進めていいかわからなくなることがある方におすすめです。

一部有料ですが、エッセンスを抜き出したコンテンツが以下から読めます。
文章ってそういうことだったのか講義|古賀史健|cakes(ケイクス)

最後に

文章力は本を読んだからといって急に向上するものではなく、
練習する必要があります。

今回紹介した本は、一度読むだけでは終わらせず、
何度か読みながら習得できている部分を増やしていくような
使い方がおすすめです。

あとで読み直すと、全然実践できていなかったと思う箇所が見つかり、
また試してみるというのを何度か繰り返すことで
ようやく自分の身になると思います。

SEOを勉強するために順番に読むと効果的な定番の本5冊

コンテンツマーケティング導入時に参考になるおすすめの本7冊

この記事を書いた人

毛塚智彦
毛塚智彦代表取締役 社長
1985年生まれ。2007年早稲田大学理工学部経営システム工学科卒業。
学生時代の2004年にSEOの代理店でテレアポと営業のアルバイトを始めたところからウェブマーケティングの仕事に携わり続ける。
2008年サイトエンジン株式会社を設立。2010年にはタイに関連会社(ユニモン株式会社)を設立。東京とタイとインドネシアで事業を展開。

海外向けのSEO、リスティング広告のディレクション業務を行う。

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