SEOに適したタイトルタグ(title)の書き方は?よくある質問と間違い⚠

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タイトルタグ<title></title>は、
SEOの内部施策の中でも基本的なものです。

SEOをするときにできたつもりになっていて、
定期的にタイトルタグを改善していないサイトは多く、
実は改善の余地が大きく残っている箇所です。

このページではタイトルタグについて
よくある質問や間違いについてまとめています。

コンテンツや内部リンクは定期的に見直しても、
タイトルを頻繁に変えることをしていないという方は
参考にしてください。

すべての下層ページにサイト名やブランド名や社名は入れるべきなのか

下層ページにサイト名を入れるべきかどうかですが、
必ず入れなくてはいけないわけではありません。

すべての下層ページのタイトルタグにサイト名を入れるメリットとしては、
以下のようなものがありますが、ほとんどのサイトで入れなくても
よいと考えています。

  1. 有名なサイトの場合、そのサイトを探して検索している人がいるため検索結果でのクリック率が上がる
  2. サイト名の表示で認知度が上がる、ブランディングにつながる

もしサイト名をすべてのページのタイトルに入れるなら、
その文字数を考慮して、下層ページの文字数を
サイト名含めて表示されるように
抑えなくてはいけません。

何文字にすればよいのか?

特に正解はないですが、日本語の場合、
検索結果で33文字程度で切れてしまいます。
文字数は状況によって若干変わります。

その範囲内におさめたほうが見栄えがよいです。
伝えたいことが最後まで説明できずに
途中で切れているともったいないです。

英語の場合、60-67文字程度です。

英語はスペースがある言語なので、
単語の途中で切られることはありませんので、
文字数上限に近い箇所の最後に表示される
単語の文字数で表示される文字数が変わってきます。

ギリギリまで長くしようとすることが多いですが、
クリック率が高まるなら、シンプルでもよいと思います。

キーワードを含めるべきか

基本的には含めたほうがいいです。
なぜかというと、含んでいたほうがクリック率が高い
傾向にあるためです。

検索している人は自分が探している情報が
含まれていそうなサイトかをタイトルとディスクリプションで
判別しています。

タイトルにキーワードが含まれていると、
その部分が太字で表示されますし、
自分に関係のあるサイトだと思ってもらいやすいでしょう。

キーワードを前のほうに書くべきか

昔からキーワードをタイトルタグの中でもできるだけ前に
書いたほうが順位が上がりやすいと言われていますが、
もうあまり関係ないです。

前に出すことでクリック率が上がるという可能性はありますが、
他のサイトとの違いをアピールするという意味では
最初にキーワードを書くと訴求点をズラしづらいと思います。

ただ、後ろのほうに書きすぎて、
検索結果に表示されたときに
キーワードが含まれないのは避けましょう。

検索結果に表示されるタイトルが設定したタイトルタグと異なることがあるのはなぜか

Google側で勝手に変更することがあります。

詳細な仕組みは特に公開されていませんが、
書き換えたほうがよりユーザーにとって
利便性が高いとGoogleに判断されてしまっている
ということだと思います。

書き換わってしまったときには
タイトルとコンテンツの内容が
ちゃんと合致しているか、
シンプルすぎるタイトルになっていないか
などを見直して書き直してください。

どうすればクリック率が上がるのか

タイトルタグで検索されそうなキーワードを
含めるのも大切ですが、
どう検索結果でたくさんクリックされるように
するかもあわせて重要です。

データから改善

サーチコンソール検索アナリティクスレポートを見れば、
キーワードごとの表示回数、クリック数、クリック率、平均順位などを
調べることができます。

上位になっているにもかかわらず、
クリック率が低いなら
書き換えて改善していきましょう。

クリック率がよいのか悪いのかは
以下で目安の順位ごとのクリック率を
まとめていますので参照してください。
SEOで検索結果1ページ目に表示されたときのクリック率(CTR)はどれくらい?

キーワードの種類によって
全然クリック率は違います。

たとえば特定のサイトを探している
ブランドに関連したキーワードであれば
非常にクリック率は高くなります。

言葉の意味を調べているだけの
キーワードの場合、1位にWikipediaがあると、
それで満足する人が多ければ2位以降がクリックされづらいです。

多くの人が相見積もりして比較検討を
するであろう高額な商品の場合、
下の方の順位でも高くなる傾向にあります。

検索した人が探している情報を想像して含める

検索している人がどんな情報を求めているかを
考えて、その回答となるような情報を
タイトルに盛り込むとクリック率が上がります。

ほかと違うことを書く

10位以内に入っているほかのサイトと
アピールするポイントをずらすと
クリックされやすくなります。

ただ、読み手が求めている情報を
見極めずに、ただ奇をてらって珍しい
タイトルにするのはやめましょう。

数字を入れる

■■を成功させるための●つの方法
みたいに数字を入れると目を引きやすいですし、
読むメリットもわかりやすいです。

記号や絵文字を入れる

あまりやりすぎるとよくないですが、
記号や絵文字を入れて表示されれば目立てます。

絵文字

ただ、Google側に勝手に省略されることがあります。

タイトルタグ設定でありがちな間違いの例

実務でよくある間違いを
まとめてみました。

参考にして同じミスを
しないようにしてください。

文章でなく単語で書いている

<title>SEO 東京 ●●株式会社</title>
みたいに文章ではなく単語でタイトルタグを設定するのは
避けたほうがよいです。

データベースから情報を引っ張ってきて似たようなタイトルに

たとえば通販サイトで、
商品カテゴリのタイトルタグを以下のように
設定している例があります。
<title>商品カテゴリ名 サイト名</title>

原因としては、忙しくて手がまわってないだけのことが
ほとんどです。

商品カテゴリ名を単語で書くのではなく、
カテゴリごとに1つ1つを文章で
書くようにしたほうがいいです。
クリック率や順位が変わってきます。

同じタイトルタグのページがたくさんある

設定し忘れて同じタイトルタグのページが
たくさんある状態は好ましくないので、
できるだけ変えるようにしてください。

ページング(検索結果のページ送りなど)
で全部タイトルタグが同じになっていることが多いですが、
できればちょっとでも変えるようにしています。

●●の一覧 2ページ目
●●の一覧 3ページ目
のような感じでタイトルをずらすことがあります。

あまり大きな意味はないですが
念のためやっているだけなので、
工数が大きくかかりそうなら
無視して大丈夫なことも多いです。

サイト名の共通部分が長すぎる

トップページで設定しているタイトルタグの中身を、
下層のすべてのページのタイトルタグに
含めてしまうというミスです。
無駄にタイトルタグが長くなりすぎます。

たとえばこのブログのトップページのタイトルタグは
記事執筆時点で、
<title>外国語ライティングと翻訳のサイトエンジンブログ</title>
です。

下層ページのタイトルの付け方の例です。

だめな例
<title>記事タイトル 外国語ライティングと翻訳のサイトエンジンブログ</title>

よい例
<title>記事タイトル サイトエンジンブログ</title>
<title>記事タイトル</title>

ユーザーは使っているのに、自分は違和感があるという理由で慣れ親しんだ言葉を選ぶ

情報提供側が自分にとって違和感のある言葉だと思って、
本当は使ったほうがいいのに削除してしまうケースがあります。

正しさよりもユーザーが使っているかのほうが重要です。

たとえば「SEO対策」という言葉は
search engine optimazation(検索エンジン最適化)に
単語「対策」が重なっているので、
厳密にいうと不自然で間違いなのですが、
多くの人が「SEO対策」という言葉を使っています。

そう検索する人もターゲットに含まれているのであれば
言葉として間違いでも使ったほうがいいです。

同じような感じで
ウェブサイト、Webサイト、ホームページなども
自分が使っている単語に固執することなく、
ターゲットとしているユーザーにあわせるべきです。

業界にどっぷり浸かってしまって、
専門用語に慣れ親しむほど
この間違いにはまります。

読んでもらいたい人たちが
どう検索するのかを考えて表現を選びましょう。

まとめ

タイトルタグの改善は、
やりだすとキリがないので、
特にインパクトが大きそうな箇所から
取り組んでください。

内容が重複しているページは
タイトルだけ変えても駄目なので、
消して統合するかnoindexを入れるかを検討します。
以下の記事を参照してください。
SEOで類似や重複したページを削除しアクセスを伸ばす方法

この記事を書いた人

毛塚智彦
毛塚智彦代表取締役 社長
1985年生まれ。2007年早稲田大学理工学部経営システム工学科卒業。

2008年サイトエンジン株式会社を設立しました。
学生時代にSEOを販売する代理店でテレアポと営業のアルバイトを始めたところからデジタルマーケティングの仕事に携わり続けています。

オウンドメディアの構築時の戦略立案や運用などを担当しています。
サイトエンジンではコンテンツマーケティングを中心に新規のリードを獲得し続け、累計800社以上とお取引させていただいています。

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