SEOで指名検索キーワードを抑えて機会損失をなくす方法

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(2017年4月4日追記しました。)
こんにちは。サイトエンジンの毛塚です。

非常に簡単に取り組めて、
すぐに効果の出やすい費用対効果の高い
SEO対策の方法をご紹介します。

結論からいいますと、
あなたの商品やサービスの名前、ブランド名、社名などを
含んだキーワードでしっかりと上位に表示させるという方法です。

特定のサイトを探している人たちが
検索する商品、ブランド、会社名などのキーワードを
指名検索キーワード(Navigational Query ナビゲーショナルクエリ)
と呼びます。

「自社の社名や商品名なのだから、
常に自社のサイトが上位になっているのでは?」
と思ったあなた、本当にそうなっているかを
確認してみてください。

1単語ならまだしも、社名や商品名に追加で
ほかの単語が追加されたキーワードだと
上位になっていないことがあります。

何か買いたいと思っている人が、
あなたの会社のサービス名や商品名に関連した
キーワードで検索したときに、
あなたの運営するサイトを見つけられず、
他の通販サイトやポータルサイトなどに
流れていってしまっている状態です。

特にアフィリエイトに広告主として出している場合、
さまざまなキーワードでアフィリエイターの作ったサイトのほうが
あなたのサイトよりも上位になっている可能性が高いです。

アフィリエイトサイト以外にも、
口コミサイト、ポータルサイト、ニュースサイトといった
様々な会社の情報をまとめて取り扱っているサイトのほうが上位になってしまい、
多くの人がまずそちらから見ることになります。

たとえば、対策が漏れていて「ブランド名 購入」、
「サービス名 退会方法」などの
キーワードで上位表示できていないと、
ほかのサイトにお客様が流れていってしまいます。

商品やブランドに関連した組み合わせキーワードで
すべて1位になっているような対策が済んでいる会社は
ほとんどありません。

せっかくお客様はあなたの商品に興味を持ってくれて、
あなたのサイトに訪問しようと検索しているのに、
ユーザーがあなたのサイトを見つけることができずに
他のサイトに行ってしまうのは非常にもったいないです。

こうした状態を改善するために、
キーワードにあわせて自社でコンテンツを用意しましょう。

あなたの会社独自の商品やサービスであれば、
コンテンツを用意さえすれば上位に表示されやすいです。
なぜならあなたのサイトは公式サイトにあたりますし、
商品の詳細な情報もあなたのほうが詳しく知っているからです。

商品を買いたいと思っている人に
適切な情報を見せるだけで、
いままで他のサイトに訪問していた人たちが
まず最初にあなたのサイトを見ることになり、
他に流れてしまっていた機会損失をなくすことができます。

以下でその手順を説明します。

1.キーワードを洗い出します

まず、以下のようなツールを使って、
あなたの会社の商品名やブランド名を含んだ
関連したキーワードをできるだけたくさんリストアップしてください。

Google AdWords: Keyword Planner
goodkeyword – Google/Bing/Yahoo関連キーワードツール
関連キーワード取得ツール(仮名・β版)

なお、知名度がある程度以上はないと、
上記のようなツールではキーワードを取得できません。

他にもカスタマーサポートや営業に
どのような質問がお客様から届いているのかを聞いて、
キーワードに落としこむのも有効です。

キーワードの探し方については
以下の記事を参考にしてください。

ロングテールSEOを実践するためのキーワード選定の方法とツールまとめ

SEOやコンテンツマーケティングで使える8つのキーワードの探し方と選定方法

特におすすめなのは、この記事で説明している
Amazonで検索されているキーワードを調べる方法です。
購買意欲の高い人が商品名やブランド名との組み合わせで
どのように検索しているかを知ることができます。

YouTubeやAmazonなどGoogle検索以外のデータ元からSEOで使えるキーワードを調べる方法

2.キーワードのグループをつくります

お客様の求めている情報が近いと思われる
同じような意図を持っているキーワードの
グループをつくります。

たとえば、以下のようなマイナスのポイントを
調べているキーワードをまとめます。
●● デメリット
●● リスク
●● 失敗例
●● 問題点

ちなみに、ある程度有名かつ比較されるような商品の場合には、
だいたいこの手のネガティブなグループもできます。

キーワードの羅列からできるだけ様々な意図を読み取って、
たくさんのグループをつくりましょう。

先入観、思い込みでキーワードを
切り捨てないように注意してください。

想像もしていなかったキーワードが見つかるはずです。

特にスマホで検索されるような
口語のキーワードは見落としがちです。

●● 購入
●● 販売
のようなキーワードは
把握している会社が多いのですが、

●●を買うお店
●● 買いたい
●● ほしい

のような言葉に近いキーワードは
見落とされてしまっていることが
あります。

作業をイメージしやすくするために
この記事の後半で実例をあげています。

3.グループごとに対応したコンテンツをつくります

グループを作成したあとは、
そのグループのキーワードを検索している人たちが
求めている情報は何かを考えて、
それにあわせたコンテンツを作成します。

あなたが把握している情報だけでも
ほとんどのキーワードへの回答になる
コンテンツを作成できるはずです。

もしわからないことがあっても、社内の誰かに連絡して
情報を送ってもらえば、すでにある資料だけで
事足りることが多いでしょう。

あなたの知識や社内の情報をもとに書くのでもよいですが、
商品についてお客様からインタビューさせてもらうと
どんなことを疑問に思っているか、
どんな点が良いメリットだと考えているかがわかるので
コンテンツの作成に活かせます。

キーワードグループの例とコンテンツ案

以下にユーザーの意図別にまとめたよくあるグループの例です。
グループごとにどういった情報を
サイトに掲載すればよいかについてもまとめています。

購入方法を知りたい

購入する意欲が高い人たちが
検索している抑えておきたいワードです。

購入、通販、販売店、店舗、注文方法、予約、申込、会員登録

代理店、ディーラーなどが存在している会社の場合は、
社名やブランド名に地名を組み合わせて検索されることもあります。
そのため、地域ワードも抑えられているかを確認してください。

「購入」、「通販」などのワードは
コンテンツを独自に作るのが難しいため、
自然な形でサイトの一部に追加するようにします。

「注文方法」や「予約」は専用のページをつくって説明するか、
ページ内に解説を追加します。

「販売店」や「店舗」は店舗ごとに
専用のページをつくって対応するのが良いです。
ただ、このときに注意しないといけないのが、
店舗ごとの独自情報を掲載できないと
中身のないページがたくさんできてしまいます。

独自のページを作る手間をかけられないのであれば、
すべての店舗の住所や電話番号などを
1つのページにまとめてください。

価格を知りたい

買うときにどれくらいお金がかかるのかを
調べるときのキーワードです。

商品名やブランド名と
以下のようなワードの組み合わせで検索されます。

だいたい共通で使われるもの
価格、料金、値段、金額、安い、激安、中古、最安値

商品やサービスによっては使われるもの
維持費、修理費、税金、燃費、部品代、月額、年額、費用、コスト

それほど商品の種類が多くない場合は、
すべての商品の料金を表で一覧にしたページをつくりましょう。

取り扱い商品数が多いサイトの場合は、
それぞれの商品を紹介するページに
上記のようなワードを意識して追加で説明してみてください。

商品やサービスのより詳しい情報を求めている

商品に興味を持っていて、
より詳しい情報を求めている人たちが検索しているキーワードです。

スペック、性能、効果、効能、つかいかた、新型、新機種、比較

型番で検索されるのもこれに該当します。

商品の解説文を追加して、
より丁寧に説明することで
上記のようなキーワードを含めるようにします。

複数の類似品がある場合は
それぞれの違いについて比較するページを
つくるのもおすすめです。

他の人の感想を知りたい

他の人の意見を読みたいと思って検索しているキーワードです。

評判、口コミ、体験談、事例、感想、レビュー

これは自社で記事を書くと、ヤラセ・嘘の原稿になってしまいますので書けません。
お客様からいただいた感想や体験談を
許可を得てそのまま掲載するのが良いです。

人気のものを知りたい

同じブランドの商品のうち、
特に売れている商品を知りたいと
考えている人が検索します。

人気、おすすめ、ランキング

売れ筋の商品をランキング形式で
紹介する方法は特にECサイトでは定番です。

SEO対策に効果的なだけでなく、
サイトの購入率も上がることが
多いおすすめのコンテンツです。

特定の会社やお店の情報を知りたい

会社の特定の情報を知りたいと思って検索されているワードです。

電話番号、営業時間、住所、社長の名前

特に対策しなくても上位になっていることが多いですが、
飲食店などの場合、口コミサイトのほうが
上位になっているケースもあります。

トラブルを解決したい

何かしら困っていることがあって、
その現象をそのまま書いているか、
対策方法を探しています。

故障、修理、壊れた、保障、動かない

公式の修理窓口などがあれば
そこを見つけられるように専用のページをつくってください。

よくある質問(FAQ)のページを作ってそちらに誘導するのも有効です。

ブランドから離れたい

会社にとっては顧客離れに繋がる危機的キーワードです。

解約、退会方法、返品方法、キャンセル

質問サイトやブログなどで事実と異なることが書かれて、
それが上位に表示されることもあるので、
自社のサイトで公式情報として説明しておいたほうがよいです。

ごまかして解約や退会の方法を説明しないのは
大きなブランド毀損のきっかけになりかねないので、
正直に方法を書いたほうが良いでしょう。

できれば関係を継続してもらえるような
情報を一緒に提供するのが望ましいです。

たとえば単純に使いかたがわからないから
使うのをやめるという人は一定数いるので、
その人たちに使い続けてもらえるように
わかりやすく説明するコンテンツをつくって、
解約方法を説明するページに掲載するといった方法です。

過去にお客様が解約や返品に至った理由を把握していれば、
それぞれの理由に対して思いとどまってもらえるような
コンテンツをつくっていいくのがおすすめです。

悪い点がないか確認したい

買って失敗しないかを不安に思っているお客様が
検索するキーワードです。

特に高額な商品や、一度進めるともとに戻せないものの場合に、
検索される傾向にあります。

デメリット、リスク、問題点、失敗例

自社の商品の悪いところや、どんなお客様には向いていないかなどの
マイナスな面をコンテンツとして書くことになるので、
抵抗があるかもしれません。

ただ、ほかのブログや口コミサイトなどに
不正確な情報を書かれて、
それが目立ってしまうよりはマシだと
割り切って、何かしら取り組んだほうが
よいでしょう。

取り組みの優先順位

購入、申し込みなどのサイトの成約に近そうな
キーワードから順番に対策していくのがオススメです。

その後に、ただ商品を調べているだけで
まだ購入意欲があまり高くない人が
検索しそうなキーワードに少しずつ広げていきます。

「成約に近そう」というキーワードが
どのようなものかという考え方は
以下の記事を参考にしてください。
SEOの効率を上げるユーザーの目的・動機によるキーワード分類と動機別の中間ゴールの設定

以下は指名検索キーワードではありませんが、
ユーザーの興味関心の度合いでキーワードを分類したものです。
レーシック

また、現在どのような順位になっているかを把握して、
まったく上位になっていないキーワードグループに
対してページをつくるのも効果を実感しやすいです。

まとめ

自社の商品やブランドといったキーワードで
検索する意欲の高い人たちを
他のサイトに誘導されてしまうのは
非常にもったいないので、ぜひ対策しておきましょう。

あなたの会社のパンフレットやカタログなど
すでにある情報を活かすことでコンテンツを
作ることができるはずです。

この記事を書いた人

毛塚智彦
毛塚智彦代表取締役 社長
1985年生まれ。2007年早稲田大学理工学部経営システム工学科卒業。
学生時代の2004年にSEOの代理店でテレアポと営業のアルバイトを始めたところからウェブマーケティングの仕事に携わり続ける。
2008年サイトエンジン株式会社を設立。2010年にはタイに関連会社(ユニモン株式会社)を設立。東京とタイとインドネシアで事業を展開。

海外向けのSEO、リスティング広告のディレクション業務を行う。

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