【はじめて海外で働くあなたへ】知らずに行くと大後悔?海外就職・海外赴任前に必ず調べておきたい生活情報まとめ

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海外勤務の生活準備

いよいよ海外で就職、海外赴任。新しい環境で働けると思うとワクワクしますよね。

既に海外の長期滞在を経験したことがある方は慣れているかもしれませんが、はじめての方にとっては生活準備は意外と大変。前もって必要な情報を集めて対策しておかないと、後から余計な出費が出てしまうかもしれません。

この記事では、海外勤務・海外長期滞在者なら誰もが経験する「こうしておけばよかった!」「これが役に立った!」という失敗談や体験談をベースに、しっかり調べておきたい情報項目をまとめています。どの国へ赴任することになっても、調べておくべき基本項目は同じ。しっかり情報収集して余裕を持って準備すれば、現地でトラブルに遭う可能性もぐっと減らすことができます。

目次


 

渡航前に必ず情報収集しておきたい10項目

情報収集

出発前は何かと渡航準備や手続きに追われて忙しいものですが、地域の特性や治安情報を十分に知らない状態で向かってしまうのは非常に危険です。下記の情報は、最低限調べて対策しておくようにしましょう。

1. 気候・服装

「南国=Tシャツ・短パン」とは限らない

渡航先の気候と、人々の一般的な服装についてしっかり調べておきましょう。

例えば東南アジアなどの熱帯地域であれば、「1年中夏」だというイメージがあると思います。ただ、だからといってTシャツ短パンだけ持っておけば良いかというと、そうでもありません。エアコンが強くかかっている場所も多いため、羽織る用のパーカーや薄手のジャケットは意外とかなり使えます。

一日の中で、寒暖差がかなり激しい地域もあります。例えばアメリカ・カナダの西海岸あたりの地域においては、夏場でも夜にジャケットやセーターが欠かせません。日の長さも地域や季節によって異なり、夏場だと夜9時くらいまで明るい地域もあれば、18時には日が暮れている地域もあります。

安全のために、現地に溶け込む

服装について意識しておくべきことは、「現地に極力溶けこむ」ことです。地域によっては、あまり治安が良くない場合もあり、日本人らしい格好や華美な服装をしていると、スリや犯罪のターゲットになってしまうこともあります。服は現地で調達するのも一つの楽しみですし、「現地に慣れている感じを出す」ことは、安全・快適な海外生活のためには欠かせません。

例えば、旅行で有名な「地球の歩き方」のWebサイトには「世界の天気&服装ナビ」というコーナーがあります。一部対応していない地域や情報が不足している場合もありますが、かなり便利で見やすいです。

2. 文化・宗教

海外で働く面白さでもあり、難しさでもあるのが、文化の違い。例えば南国カルチャーが強い地域では、30分くらいの遅刻を当たり前とする人も多く、「そういうものだ」と知っていないとストレスを抱えてしまいますよね。地域によっては宗教が生活に強く根付いている場合もあり、うかつに宗教や政治の話をしたり、タブーに触れたりすると、大きなトラブルに繋がる場合があります。

仕事の面で言うと、日本人ほど時間を守り、几帳面で仕事熱心な人々は、世界的にも珍しいと言われています。また、日本の会社では人前で誰かを叱ることも頻繁にありますし、叱責を受ける側も忍耐強く聞いているかと思いますが、日本の感覚を海外で押し付けるのは危険です。プライドが高く、人前で誰かを怒るのはタブーだという地域も多くあります。

宗教・文化関係のトラブルを避けるために

働き始める前に、下記は最低限知っておきましょう。

  1. 国民が主に影響を受けている宗教はなにか。どのような考え方をしているか。
  2. 宗教の礼拝やしきたり等で、仕事に影響が出るものはないか
  3. 宗教・文化においてのタブー(食べ物・服装・マナー・コミュニケーション等)
  4. その他、生活習慣やルール、働き方の中に、日本人との大きな違いはないか

3. 言語

「何語でコミュニケーションを取る必要があるのか」「英語は通じるのか」は最低限把握して対策を考えておきましょう。

特に、英語が通じない言語圏に行く場合には、基本的な挨拶や緊急時に使える大事なフレーズは覚えておきましょう。日常生活においても、スムーズにコミュニケーションが取れる工夫(辞書・ハンドブックを持ち歩くなど)をしましょう。

4. ビザ

「何のビザを・いつ・どこで」申請するのかは、事前に必ず会社側と話し合っておきましょう。特に中小企業での雇用、もしくは比較的ビザ事情が緩い国での雇用の場合、会社のビザサポートが手厚くないこともよくあります。悲しい話ではありますが、ビザ取得や規制を甘く見ていたが故に、違法就労扱いとなって多額のペナルティが生じたり、最悪の場合強制帰国になるケースもあります。

働くのは自分自身。全てを会社任せにするのではなく、自分自身で会社や現地在住者に話を聞くなど、しっかり情報を取りに行くようにしましょう。

5. 治安

絶対に情報収集を怠ってはいけないのが、治安です。日本人は悪く言うと「平和ボケしている」ことで世界的に有名です。貴重品の管理も甘く、人をたやすく信じてしまうため、盗難・スリや詐欺の格好の標的になることが多々あります。

日本ほど安全な国は、なかなかありません。長期滞在者でも、油断していると被害に遭うことはよくあります。外務省が出している治安情報や、現地在住者のブログなどからなるべく多くの情報を仕入れておきましょう。

よくあるトラブル・犯罪の手口は必ず知っておこう

外務省始め、インターネット上に多くの情報があります。例えば、外務省Webサイトでベトナムの治安を調べると、在ベトナム日本国大使館から「安全の手引き」という情報が出ています。

(2)スリ
【手口】
・市場で買い物中に、肩に掛けていたバッグをカッターナイフ状のもので切られ、バッグの中から貴重品を盗まれた。
・寺院の祭りの人混みの中で、手に持っていたバッグから財布を盗まれた。
・街を歩いている時、後ろから来た自転車にぶつけられた後、野次馬を装って集まってきた仲間(と思われる者)に財布を盗まれた。
・長距離バスの中で、カバンをカッターナイフ状のもので切られ、貴重品を盗まれた。

【対策】
・現金は分けて携行する。
・人混みに近寄らない。
・バッグに財布を入れる場合は、バッグは常に視界に入るように携行する。

このように手口の詳細や対策が事細かに書かれています。中には「そんな手口あるの!?」と驚いてしまうものもあります。

気を付けていない人が狙われやすいのは言うまでもないですが、これだけ気を付けていても完璧に身を守れるとは言い切れません。必ず渡航先の地域の治安情報には目を通しておきましょう。

6. 保険

食べ物・気候・職場環境などが一気に変わると、体調を崩してしまうこともよくあります。また、日本ではあまり発症しない病気(デング熱・マラリア等)が珍しくない地域もあります。「なんか体調がおかしいな」と思った時に迷わず病院に行けるよう、何らかの保険には必ず入っておきましょう。

保険は、日本で「海外旅行保険(条件あり)・海外駐在員保険」などに加入する他、現地で加入できる保険もあります。海外出張など3ヶ月以内の渡航に関しては、クレジットカードに付帯している海外旅行保険(楽天カードなど)で十分かもしれません。それ以上の長期の滞在になる場合は、万が一の時のために保険に加入しておくことをおすすめします。

渡航前の健康診断・予防接種も忘れずに

現地で発症しうる病気に心配がある場合は、予防接種を受けておくようにしましょう。また、渡航前に健康念のため診断を受けておくと良いでしょう。
現地でかかりうる病気などの情報も、外務省Webサイト「世界の医療事情」ページから詳しく見ることができます。

7. 家探し

日本にいる状態で海外の住居を探すのは本当に大変です。会社側で滞在場所を支給してくれる場合は比較的安心ですが、自力で滞在先を決める方は、最初はホテルなどに滞在して渡航後に家を探すようにしましょう。どうしても予め家を見つけたい場合は、誰かに必ず下見に行ってもらい、あくまでFace to Faceでのやり取りを行いましょう。

また、滞在先が見つかった場合も、渡航前に送金を求められた場合は、絶対に応じないようにしましょう

アメリカで家や生活用品を探す時に有名なWebサイト“Craigslist”にも、

Never wire funds (e.g. Western Union) – anyone who asks you to is a scammer.
(Western Unionなどで海外送金をするように言われたら、確実に詐欺です。絶対にしないでください。)

と明記されていますが、こんな風に海外送金サービスを利用した家賃詐欺も発生しています。

8. 荷物の送り方

渡航後、家族や友人に荷物を送ってもらう機会もあると思います。どのように送り、受け取れば良いのか、事前に調べて伝えておきましょう。

例えばフィリピンでは、日本から荷物を送っても直接渡航先の住所に到着するわけではありません。郵便局が全ての荷物を預かり、そこに人々がわざわざ取りにいく必要があります。

日本から荷物を送ると費用がどのくらいかかるのか。到着まで何日くらいかかるのか。事前に目安くらいは調べておきましょう。郵便局のEMS(国際スピード郵便)が代表的で、追跡機能もあるので便利かと思います。こちらから、料金や日数のシミュレーションもできるようです。

9. 家電製品・コンセント

下記3点は必ずチェックしておきましょう。

  1. 電圧の違い
  2. コンセントの形
  3. 持っていく予定の家電製品が電圧に対応しているか

よく聞くトラブル例で言うと、「ドライヤーが爆発した(電圧が合わない家電製品を無理やり使った場合)」「コンセントの穴が合わないので使えない」あたりです。危険ですし、余計な出費もかかります。特にプラグ変換器は、現地で探すと中々見つからないこともあります。事前にしっかり調べておきましょう。

10. お金の管理方法

赴任直後・現地で銀行口座を開くまでの間は特に、お金の管理にしっかり気を付けておきましょう。いざという時のために、日本の口座から引き出せる方法を、少なくとも複数持っておくことをお薦めします。

国際クレジットカード

VISA・Master Cardなど国際スタンダードなカードを利用することをお薦めします。JCBは日本では一般的ですが、国や場所によっては使えないこともあるので注意が必要です。

現地でクレジットカードを取得することも可能ですが、取得までには時間がかかることが多いため、まずは日本で取得して持って行く方が良いでしょう。キャッシング機能や、海外旅行保険付帯が付いているものなど、年会費無料のカードでも便利なものはあるので、利用条件を調べた上で一枚は持っておいた方が無難でしょう。

国際キャッシュカード

CityBankなどが有名ですが、日本の銀行口座で預けたお金を現地通貨で引き出せるので、とても便利です。銀行によって換算レートや手数料は異なるので、取り扱いのある銀行で調べておきましょう。

トラベラーズチェック

現金よりも交換レートが良く、安全性が高いため、特に欧米圏ではお金の管理方法として持っておくと便利です。ただしアジア圏の国では全く使えないケースもあり得るので、自身の向かう国でトラベラーズチェックが使えるかどうかは調べておいた方が良いでしょう。

いざという時の、海外送金方法

盗難や財布の紛失などによって、万が一全くお金が使えない状況に陥った場合、どうやってお金を確保できるかも考えておきましょう。

Western Unionなどの海外送金サービスは、手数料はかかるものの、銀行口座やクレジットカード類が全く手元にない場合にも使えるので、いざと言う時のために知っておいた方が良いでしょう。


 

荷造りで確認しておくべき3項目

荷造り

海外赴任・海外就職で長期の滞在をするとなると、荷造りも大掛かりな作業になりますよね。スーツケースも重量制限ギリギリな人がほとんど、中にはオーバーしてしまって行きのフライトで苦労をしている人も多いです。

荷物を「優先度」と「緊急性」で仕分ける

荷造りをする時には、まず下記3つの「優先度」で分類をします

  • 絶対に必要なもの(⇒持っていく)
  • あった方が良いもの(⇒持っていくかを検討する)
  • なくて良いもの(⇒日本でどう管理・処分するかを考える)

そこから更に「すぐに必要かどうか」で仕分けましょう。

  • 渡航後、すぐに必要なものか(⇒手荷物・スーツケース)
  • 今すぐである必要はないものか(⇒船便・国際郵便)

基本的には、ほとんどのものが現地でも調達可能です。ただし、同じものでも日本製の方が質が良いことは多々ありますし、海外生活が長くなると「身に染みて欲しい」と感じるものもあります。国によって入手可能かどうかには差があるので、現地の日本人から情報を入手するのが最も確実です。

下記、滞在先を問わず、海外長期滞在者が「持っていった方が良い」とよくお薦めするアイテムの一例をご紹介します。

日本から持っていくべきもの

  • 薬(持病がある人は必ず)
  • 歯ブラシ・歯磨き粉(歯ブラシが大きすぎる、歯磨き粉の味が合わない)
  • iPad(日本の書籍を読みたいときは、Kindleで読める)
  • 電子辞書(スマホ辞書を使う場合は、オフラインで使えるものがお薦め)
  • 爪切り・耳かき(品質が日本の方が良い、特に耳かきは入手困難なケースが多い)
  • 日焼け止め(紫外線が強い地域の人・敏感肌の人は特に)
  • コンタクトレンズ(現地でも調達可能だが、処方箋を取るのが大変な場合がある)
  • 変圧器・変換プラグ(現地で探すと手に入りにくい・高い場合がある)
  • 化粧品・生理用品(愛用品がある場合だけ。現地でもほとんどの場合調達可能)

あると便利なもの・重宝するもの

  • 青汁・サプリメントなどの健康食品(地域によっては野菜不足になりやすい)
  • お茶パック(日本茶は、意外とない地域が多い)
  • インスタント食品(カップスープ、インスタントコーヒーなど。手軽で美味しく、重宝する)
  • 日本食用の調味料(現地でも調達可能なことが多いが、高い。好きなものがあれば持っていった方が無難)
  • 履きやすい靴(国にもよるが、現地で調達したものの履き心地や品質が悪いことはよくある)
  • サランラップ・食器洗い用のスポンジ・調理器具(日本製に比べて壊れやすく、使いにくい)
  • ユニクロのウルトラライトダウン(ちょっとした旅行や一時帰国などに便利)
  • 南国圏であればAIRism・寒い地域であればヒートテック(ユニクロの回し者ではありませんが、機能性が優れている服は海外でも役に立ちます。)

持っていかないものの精算

持っていくものを決めたら、次は置いていくものを整理しましょう。元々実家暮らしの方の場合は心配が少ないかもしれませんが、住居を完全に海外に移す場合は、チェックしておくべき事柄が多くあります。なるべく時間に余裕を持って準備するようにしましょう。

日本で整理しておく必要があるもの一例

  • 携帯電話の解約
  • 公共料金の解約(電気・水道・ガス)
  • 住民票
  • 車の処分(必要あれば)
  • 残った荷物の整理(荷物を船便で送るか、実家などに預けるか)


 

おわりに:信頼できる情報を集めるコツ

良い情報収集をするために

この記事が、これから海外で働きはじめる人のお役に少しでも立てれば幸いです。最後に、良い情報を収集するためのコツを、簡単にお伝えしておきます。

  1. 比較的新しい情報リソースから探す(新しい情報>古い情報)
  2. 情報源はなるべく公的機関から取る。何かを販売している会社サイトからの情報は、参考にしつつも100%鵜呑みにしすぎない(最終的に商品を買ってもらうのが目的なので、必要以上に不安を煽ってくる場合があります)
  3. 現地にいる人と話をする時間を設け、集めておいた質問に答えてもらう

会社の同僚の方など、現地に既に滞在している人と話す機会は、必ず設けるようにしましょう。インターネット上にある情報には、事実と異なるものも含まれています。

ただ、だからと言って人任せにしてはいけません。折角誰かに貴重な時間をもらって話すのであれば、まず自分自身である程度情報を集め、質問することを決めておいた方が、相手の負担にもならないでしょう。

皆さんの海外勤務が、安全で楽しい日々になることを願っています!

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