韓国の最新人気スマホアプリ紹介

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

韓国の最新アプリ紹介

 

IT強国である韓国では、スマホの利用者が国民の8割を占めるほどスマートフォンの人気が高いです。その為、消費者たちのニーズにより多様なアプリが開発され、人々の生活の色々な場面で役に立っています。アプリのなかにはすでに日本を含めた海外に進出されているアプリもあり、これからはアプリを対象としたビジネスも増えていくことが考えられます。今回は、韓国の最新アプリの紹介とともになぜ流行しているのかについて分析していきたいと思います。

 

1.MCSQUARE モバイルM(2970円)

 

1mcsquare mobile

 

学歴社会である韓国は8割以上が大学に進学するほど教育に熱心です。大学の名前が自分の名前のようになってしまい、入りたい学校に入学するため高校を卒業してから3年以上受験勉強を続けることも珍しくありません。 そこで、韓国の学生や学生だった人ならみんなわかる商品があります。それは MCSQUAREと呼ばれる小さい学習用機器です。MCSQUAREという機械のなかには集中しないと聞こえないような小さい音で鳥の音、風の音などが入っています。この音で集中力が高まり、成績が上がるという仕組みになっています。MCSQUAREの値段は定価3万6千円で、決して安い値段だとは言えません。 しかも、その販売ターゲットが学生であることを考慮してみるとかなり売れにくいことは誰でもわかります。しかし、約20年間売れ続けてきたMCSQUAREは韓国の学生の間で学習のために必要不可欠なものとして扱われ、記録的な売り上げを達成し、2002年中国への進出、アメリカまで進出する快挙を果たしました。しかし、売り上げの低下や不法音声ファイルにより経営が悪化し、2010年には上場廃止となりました。世間ではMCSQUAREはもう終わりだという意見が支配的でした。そこで、 MCSQUARE モバイルMというアプリが登場しました。スマートフォンの普及によっていつでも使えるようになり、そして3万6千円だった値段がアプリとしての販売で2970円にまで安くなったということで利用者は増え、最近は最新アプリランキング1位を達成しています。スマートフォンの登場でつぶれると思われた会社が逆にスマートフォンのおかげで復活したのです。すなわち、専ら自分のやり方を続けるより、競合を利用したこのような発想の転換は企業の発展にもつながるようですね。

http://www.mcsquare.co.kr/

iOS, Android両方に対応

 

2.カカオトーク(無料)

 

2kakaotalk

 

今回はカカオトークとLINEの話をしてみたいと思います。LINEは日本でもよく知られているアプリで、世界中で4億人が使用しているモバイルメッセンジャーだと発表されています。日本での認知度は92.7%であり、他のサービスより圧倒的な知名度により事業の規模はますます拡大し続けていくと考えられます。ちなみに日本の加入者だけでも5千万人を超えており、現在も加入者は増え続けいます。また近年にはインド、タイ、台湾など世界各国に進出し、更なる進歩をみせています。しかし、韓国では事情が少し違います。2014年5月現在、韓国でのLINE利用者は約1800万人に留まっていますが、カカオトークの場合約3500万人を超える巨大なメッセンジャーになっています。カカオトークが韓国市場で主導権を握れた一番大きな理由は先にサービスを開始したことだといわれています。韓国にiPhoneが発売されてから韓国のスマートフォン市場は急激に拡大しましたが、カカオトークはその機会を逃さず参入してモバイルメッセンジャーサービスを始めました。そして、韓国ですでに多くの加入者を保有しているカカオトークは莫大な利用者数でLINEに負けることはありませんでした。2014年5月現在、アプリダウンロード順位はカカオトークが4位、ラインが7位となっています。世界的な知名度を持つLINEと韓国で圧倒的な知名度を持つカカオトーク。モバイルメッセンジャー同士の戦いで勝者はどちらになるのか、これからが楽しみです。

www.kakao.com/talk

iOS, Android両方に対応

 

3.タンゴルタクシー(無料)

 

3tangoltaxi

 

韓国人の一人当たり平均タクシー利用者数は日本より多いです。その理由は、日本の場合基準は2kmで基本料金が710円ですが、韓国では基本料金は300円程で、割と安く利用できるからです。そこで、タンゴルタクシーというアプリが開発されました。このアプリはスマートフォンの位置情報サービスを利用して作られ、自分の周りのタクシーをリアルタイムで検索することができ、タクシーをいつでも、どこでも呼べるというサービスを提供しています。さらに、タクシーに乗ってからの移動経路をリアルタイムでFacebookやTwitter、カカオトークなどで友人や家族と共有できるので安全性が確保できるという点も魅力的です。しかも、以前乗ったことがあるタクシーを特別なアイコンで表示し、指定することもできるためタクシーの再利用客が増える効果もあると考えられます。

http://www.dangoltaxi.com/

iOS, Android両方に対応

 

4.配達の民族(無料)

 

4baedal

 

韓国の出前市場の規模は1兆円を超えています。その種類はチキン、中華、洋食など数え切れないほど多くあります。そのため、どこの韓国家庭の冷蔵庫にも出前を頼むためのお店の番号が沢山貼ってあります。日本では家庭で料理を作って食べるというのが一般的ですが、韓国ではいつでも、どこでも出前を頼んで食べるのが一般的です。値段も比較的安く、自分で作るより簡単で便利だからです。それで生まれたアプリが配達の民族というアプリです。すでに約1000万人の利用者を確保したこのアプリは、色々な店に出前の注文をすることができ、お会計も同時にできる便利なアプリです。しかも、注文によりポイントがたまり、レビューを作成するとさらにポイントがたまります。最近は、クレジットカード会社とのコラボレーションで配達専用カードが発売されるなど出前業界のリーダーとして活躍しています。

http://www.baemin.com/

iOS, Android両方に対応

 

5.PEOPLEGATE(無料)

 

5people gate

 

アプリを作る際の最も重要な目的の一つは利益を出すことです。アプリによるマーケティングを通じて利益を出したり、直接ものを販売して利益を出したりすることが主な目的です。しかし、利益より社会貢献を重視するアプリがあります。それはPEOPLEGATEというアプリです。このアプリの目的は才能交換の場として多様な人たちで構成されるコミュニティーの活性化に役立つことです。例えば、韓国語が上手な人と日本語が上手な人が出会いお互いの知識を交換する、といったことが可能です。また、才能交換を目的とせず、お互いの知識を深めるためのコミュニティーを作り意見を出しあったり、自身の才能を必要とする人たちに寄付するなど様々な活動ができます。2012年12月に作られたこのアプリは日本のNHKに紹介されており、海外進出の可能性も十分あると判断されます。

http://www.peoplegate.net/

iOS, Android両方に対応

 

6.名刺管理リメンバー(無料)

 

6remember

 

名刺の管理はとても難しいことです。仕事にもよりますが、社会人は多くの人に出会い、交流を続けます。韓国でも初対面ではお互いに名刺交換をすることが一般的であり、名刺専用の財布を持っている人も少なくありません。しかし、名刺が多すぎると記載されているのが誰なのか忘れてしまうという問題が起こりやすくなるため、管理がますます難しくなります。そこで、つい最近登場したアプリが名刺管理リメンバーです。名刺の写真を撮って管理者に送るだけで自動的に名刺を管理してくれます。しかも、手で丁寧に書いてくれるため、情報の管理が徹底されていることも魅力です。さらにこのアプリは無料ですので利用者の課金はゼロということも人気の理由の一つです。しかし、情報セキュリティーの問題などのプライバシーの侵害になる恐れがあるので利用者には十分な注意が必要です。

http://www.rememberapp.co.kr/

Androidのみ

 

7.フリート(無料)

 

7flitto

 

合理的な費用で正確に、そしてより早く翻訳を提供するアプリです。外国語能力を重視する韓国ではとても好評で、これからもその人気は高まっていくと考えられます。近年、翻訳サービス業界は急激に拡大してきたと言われていますが、どうしても依頼~納期までに時間がかかってしまうことがネックとなっています。むだな時間を削り、ネットで集まった優秀な翻訳者に依頼できることはとても魅力的です。しかも、文字だけでなく、音声、画像でも翻訳の依頼ができる弾力的運営も良いと評価されています。日本でもすでに発表しているこのアプリでは、利用者の翻訳参加も可能ですので相互コミュニケーションの役割も期待されます。Facebookのように友達とのつぶやきや交流もでき、そしてオンラインショップも存在しており、自分が翻訳したものが認められるとポイントが貯まり、そのポイントでショッピングができることなどが特徴的です。最近、利用者のなかにはこのアプリを利用して海外スターをファローし、翻訳サービスを通じて好きなスターのニュースをいち早く読もうとする人たちが増えているそうです。このような海外スターを利用した戦略もこのアプリ運営の重要なポイントだそうです。

https://www.flitto.com

iOS, Android両方に対応

 

8.フードトーク(無料)

 

8foodtalk

 

最近、ソーシャルメディアが発展し、料理に興味を持つ人々が多くなってきたため、ネット上では様々な料理のレシピが公開されています。しかし、料理には人それぞれの好みがあり、その情報を信じて作った料理が美味しくないと感じることも起きるようです。そこで、本当のシェフのレシピを教えてもらえるフードトークというアプリが登場しました。多種多様な料理が存在し、利用者も積極的に参加することができます。参加方法としてはレシピコンテストというものがあり、自信がある料理のレシピを公開し他の利用者から好評であれば賞品がもらえたりします。他にも、自分と料理スタイルが似ている利用者が紹介され、料理人同士で相互意見交換ができる機能があります。ダウンロードした人の性別構成割合は女性が62%、男性が38%であり、男女ともに人気が高いアプリであります。

iOS, Android両方に対応

 

9.CamCard-名刺スキャーナ(0.99ドル)

9camcard

 

全世界でダウンロード数1位を記録した名刺認識アプリであります。すでに5000万人以上の利用者を確保したこのアプリは手持ちのモバイルで名刺を撮影するとアドレス帳に自動的にセーブされるという利便性があります。そして、名刺とともに映像やSNSアカウントが追加でき情報の一元化にも役立ちます。しかも、名刺のリアルタイムアップデートが可能で情報に時間差が生まれないことも特徴だと言えるでしょう。その他QRコードを利用した名刺交換が可能で実際に名刺を持っていない方でもモバイルさえあれば名詞交換ができてしまいます。情報収集がますます重要になっている現代ではこのアプリの人気は当然かもしれません。

iOS, Android両方に対応

 

10.あなたはどれぐらい使う?(無料)

 

10あなたはどれだけ使う

 

こちらのアプリは自分が一日にスマートフォンをどれぐらい使っているかチェックできるアプリです。あまり使っていないと思っていらっしゃる方も多いと思いますが、実は自分で思っているよりはるかに使用時間が長いと言う人が多いです。主要機能としては一日のスマホ使用時間、使用したアプリの種類や平均使用時間、週、月別の使用時間などがあり、使用時間の測定がとても簡単にできます。このアプリに期待されることは、最近増え続けているスマホ中毒の予防対策となることです。大人と比べ自制力がない子供はスマホ中毒になりがちであり、親のコントロールが必要となる場合が多いです。また、子供だけでなく大人の方も自分のスマホ使用時間を管理出来るので、多様な使い道が考えられます。しかし、親のコントロールで子供のプライバシーの侵害になる可能性もありますので、子供からの理解を得てから使用した方が良いのではないかとも考えられます。

Androidのみ対応

 

最後に

 

いかがでしたか。韓国では、スマホのアプリにより人々の生活が大きく変わったと評価されています。アプリ業界はこれからも成長していく事が予想され、その規模もますます大きくなっていくのではないでしょうか。
以上韓国のアプリ紹介でした。

サイトエンジン株式会社では、韓国市場向けのホームページ制作、インターネット広告出稿などを承ります。

info@siteengine.co.jp までお気軽にご相談ください。
韓国人のスタッフが対応いたします。

記事作成の無料お見積り依頼、ご相談はこちら

お問い合わせ - サイトエンジン株式会社
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。