無料の越境ECに向いたショッピングカートシステムMagento(マジェント)

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カート

Magento(マジェント)という越境ECに向いたショッピングカートシステムを紹介します。

Magentoは現在世界で最もシェアの高いEコマースのオープンソースです。ブログではWordPressというオープンソースが有名ですが、似たような感じで世界中で使われています。誰でも無料で使えます。

アメリカ企業製ですが、日本語にも対応しています。

オープンソースとはいえ、ナイキ、オリンパス、Paul Smithなどの大手企業でも採用されています。
公式サイトによると、250,000以上のサイトで導入されており、毎年の流通総額は500億ドル(今のレートで5.6兆円)を超えているそうです。
楽天のトラベルなどEコマース以外も含めた流通総額が、2015年の時点で2兆6748億円だったので、オープンソースとはいえMagentoの規模感がかなり大きいことがわかります。

オープンソースなので、外部の人が改善や機能追加に参加しており、
300社以上の開発パートナー企業と、150,000人もの開発者が属するコミュニティになっています。
日本でもMagento日本語コミュニティというサイトがあり、開発者やユーザー間での情報交換がされています。
Meet Magento Japanという日本国内の開発パートナーやユーザー企業が集うカンファレンスも行われています。

日本で代表的なEコマースのオープンソースといえばEC-CUBEですが、あまり海外で使うことを想定されていないようだったので越境ECで活用するのであればMagentoのほうが向いていると判断して、弊社ではMagentoを使うことにしました。

ただ、EC-CUBEを十分に研究できているわけではないので、越境ECでEC-CUBEを使っている方がいらっしゃれば、為替計算の方法など詳細を伺いたいです。
なお、その他の有名なオープンソースとしてosCommerceZen Cartなどがあります。

なお、2004年から過去のトレンドを見ると以下の通りでした。
2009年の4月にMagentoがosCommerceを検索回数で抜いて、以後はダントツになっています。

Eコマースシステムのトレンド

Magentoの特徴を紹介します。

ゼロから作るよりは大幅にコスト削減

自社でEコマースのためのショッピングカートの機能をすべて作成しようとすると、膨大な費用がかかってしまいます。
Magentoを使うと、ほとんど出来上がっているものに対して、カスタマイズだけで済むのでだいぶ工数が抑えられます。

機能が充実

以下のように、無料なのにすごく機能が充実しています。

複数店舗の同時管理ができ、在庫情報を共有できる
テーマでデザインが簡単に変更できる
デザインはレスポンシブ対応
おすすめ商品や関連商品のリンクを簡単に設置できる
しっかりとした商品検索機能
管理者の権限切り分け
クーポンの発行

自由度や拡張性が高い

カスタマイズすることで機能を追加したり、見た目・デザインを変更できます。

WordPressと同じようなテーマというのが配布されていて、テーマを切り替えるだけでデザインの見た目を大きく変更することができます。

また、エクステンション(プラグイン)が多数配布されているので、導入するだけで簡単に新しい機能を足すこともできます。

ただ、エクステンションはMagentoの組織外の人が作成して配布しているものも多いので、
他のエクステンションとの整合性がとれなかったり、
Magento自体のバージョンアップに対応していなかったりして、
動かなくなる可能性があるので注意が必要です。

また、世界シェアで1位で多くの開発者が携わっているため、
今後の機能追加や改善のスピードは早いでしょう。

独自ドメインで使える

自社で取得したドメインにMagentoを乗せて越境ECサイトを運営することができます。
よくモールなどだと、そのモール運営者のドメイン内にサイトを作らなくてはいけないことがありますが、Magentoを使えば自分のドメインを使えますので安心です。

多言語前提である

通貨が何パターンにも対応していますし、多言語で使う前提になっています。

通常のショッピングカートASPでは、外貨計算に対応していなかったりするので、
Magentoは越境ECに向いたシステムといえます。

SEOに向いたURL構造

私も自社でテスト環境に導入してからはじめて知ったのですが、MagentoはとてもSEOに向いたURL構造にすることができます。
商品ページのURLを「アルファベット表記の商品名.html」に指定できます。
カテゴリページのURLも静的URLで記載できます。

はっきり言って静的URLか、動的URLというのはそれほど重要ではないのですが、とにかく変なURL構造にならないというだけでもありがたいです。
オープンソースの中には、URLがパラメータだらけになることがあり、あきらかにSEOに向いていないというのがわかるものもあります。
SEOのためのURLについて詳しく知りたい方は、以下のGoogleサーチコンソールの公式ページを参照してください。
シンプルな URL 構造を維持する – Search Console ヘルプ

対応している会社が少ない

Magento導入にあたってのデメリットですが、日本企業によるプラットフォームであるEC-CUBEとくらべると、Magentoのほうが開発に対応しているシステム会社が少ないというのがあると思います。
やはり開発してくれる会社がたくさんあるプラットフォームのほうが安心です。

そういう意味では今後Magentoの受託開発をしてくれる会社が増えることに期待です。

有料プランもある

Magentoは基本無料で使えますが、大規模に展開している企業むけに有料のプランも用意されています。

この記事を執筆する2日前の時点で公式サイトから資料を取り寄せるための連絡をしてみたのですが、まだ連絡がありません。

まとめ

Magentoは越境ECをこれから始める企業にとってとても便利なツールだと思います。ゼロから開発しようとすると、膨大な工数もしくは外注費がかかりますが、Magentoを使えばだいぶ節約できます。

最新の情報は公式TwitterアカウントMagento(@magento)で閲覧できます。

この記事を書いた人

毛塚智彦
毛塚智彦代表取締役 社長
1985年生まれ。2007年早稲田大学理工学部経営システム工学科卒業。
学生時代の2004年にSEOの代理店でテレアポと営業のアルバイトを始めたところからウェブマーケティングの仕事に携わり続ける。
2008年サイトエンジン株式会社を設立。2010年にはタイに関連会社(ユニモン株式会社)を設立。東京とタイとインドネシアで事業を展開。

海外向けのSEO、リスティング広告のディレクション業務を行う。

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