記事品質を高めるための校正ルール作成とフィードバック

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校正

インターネットを活用した集客・販促のために、コンテンツマーケティングは効果的です。そのコンテンツマーケティングにおいて、課題となるのが、記事の品質です。
記事がオリジナルであること、内容が充実していることはもちろんのことですが、記事に誤字や脱字が多いようでは、記事がどれだけよくとも、記事への信頼性は低くなってしまいます。

記事品質を高めるために

記事の品質を高めるためには「校正」することが重要となります。校正には『記者ハンドブック』を参考に独自のルールを作ることが大切です。
また、記事の品質を上げるのはwebサイトを運営しているスタッフの仕事である、という責任と自覚を持つことも大事となります。

ライターに完璧を求めてはいけない

ライターに記事を発注する場合、誤字脱字のない、完璧な記事を求めてはいないでしょうか?ひとつでも誤字脱字があると「使えないライター」と評価してしまい、その後、依頼しない、というケースがあります。

それはとてももったいないことです。ライターは、誤字脱字がある、ないで評価するのではなく、内容で評価すべきです。
出版社が刊行している雑誌や書籍では、ライターが書いた原稿を編集者が何度も校正します。また、最終段階では校閲と呼ばれる、文章の誤字脱字だけでなく、書かれている内容に間違いはないか、文章に論理的矛盾がないか、をチェックすることも行います。

それだけ、手間がかかっているから、出版社が刊行する雑誌や書籍は信頼されるのです(ただし、それだけ確認しても誤字脱字が完璧になくなるわけでもありません)。

もちろん、webではそこまでの手間をかけるわけにはいきません。
しかし、ライターにすべてを丸投げして、自分たちは何もしなくともよい、と考えていては記事の品質を高めることはできません。

ライターが書いた記事は誤字脱字があるもの、と考え、内容のチェックはもちろん、誤字脱字の確認も行うことです。

ライターに過度な期待をしないほうが、精神的にラクにもなります。
それが記事の品質を高めることにつながります。

どのように校正するのか?

では、どのように校正すればよいのでしょうか?実は校正にはルールがあります。多くの出版社や新聞社が採用しているルールが、共同通信社から刊行されている『記者ハンドブック』です。2016年11月に第13版が刊行されています。

この『記者ハンドブック』の「書き方の基本」という箇所には、例えば、形式名詞の「事」は「こと」、「所」は「ところ」、「訳」は「わけ」と平仮名表記にするようにと記されています。

そのほか、差別用語や不快用語、外来語の表記など、さまざまなルールが書かれており、多くのライターはこの『記者ハンドブック』をよりどころとしています。

そのため、一冊は購入し、(800ページ近くありますが)ざっとでも目を通しておくことをオススメします。
また、『記者ハンドブック』は日本で決められたルールですが、意外と知られていないルールに、米国のAP通信が発行する『APスタイルブック』(The Associated Press Stylebook and Briefing on Media Law, AP Stylebook)という、米国人ジャーナリストのためのルールもあります。

ここには文法、句読法、表記法などが記されており、英語圏では放送・雑誌などの報道関係者だけでなく、教育機関や一般企業の広報宣伝部門でも活用しています。ここで「インターネット」の英文表記が「Internet」から「internet」に(Iが小文字に)、「ウェブ」が「Web」から「web」に(Wが小文字に)と表記を2016年に変更されました。

インターネットの世界は国際的な世界です。特に多言語のサイトであれば、日本のルールだけでなく、世界的なルールで校正しなくてはいけないともいえるでしょう。

校正のプロセスを設計する

チェックリスト
とはいえ、厳密に校正ルールを定める必要はありません。雑誌や新聞では使わない漢字でも、webでは使った方が理解しやすい場合もあります。例えば、「出来る」は「できる」とするのが『記者ハンドブック』でのルールですが、「出来る」の方がひとめで意味が通じると思うのであれは、「出来る」でも問題はありません。

ただし、校正を複数で行う場合、校正する人ごとにマイルールがあるのでは、ライターとのトラブルの原因となってしまいます。
そのため、『記者ハンドブック』を手本に、自社のwebサイトに即した校正ルールを決めておくのがよいでしょう。

ただし、たくさんのルールを決めると、逆にルールに縛られ、校正に時間を取られ過ぎるようになってしまいます。

A4、1枚くらいのボリュームでザックリと決めておくくらいで大丈夫です。

校正は一度、ライターに戻し、ライターに修正してもらうようにします(もちろん、修正すべき点が少ないとか、あまり手間をかけたくない場合は、社内で直してしまうこともあります)。

ライターと校正のやり取りをする場合、通常、ライターには原稿をWordで書いてもらい、Wordの校閲機能を使ってやり取りするのが一般的です。

校正する場合、誤字脱字だけでなく、意味の不明な点や、情報が不足している箇所を見て行きます。

そのため、校閲機能で文章の直した履歴を分かるようにしたり、コメントで疑問点、修正すべき点を指摘します。

ただし、雑誌や書籍では何度もライターと校正の出し戻しを行いますが、webの場合は1回に留めることが多いです。

大切なことは、記事の品質を上げるのはライターの仕事ではなく、webサイトを運営しているスタッフの仕事である、という責任と自覚を持つことです。そうして創り上げた品質の高い記事は集客・販促に貢献してくれるはずです。

コンテンツ制作の組織化、仕組化についてはあわせて以下もご覧ください。
記事作成を効率化するレギュレーションの設計と徹底方法

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