webメディアの運営において、数あるwebメディアのなかで差別化を測り、アクセスを増やすひとつの方法として、インタビュー記事を掲載することがあります。
インタビュー記事は一次情報なので、コンテンツとしての価値が高くなります。
なかでも、著名人、有識者へのインタビューであれば、多くの人が関心を持つ有益な記事となります。
いまはどんな著名人、有識者であっても自身のwebサイトやブログ、Twitterがあり、コンタクトを取るのは容易となっています。
しかし、インタビュー依頼をすることは簡単だとしても誰もが受けてくれる、とは限りません。
出版社の雑誌や名の通ったwebメディアならともかく、知名度のないwebメディアでは難度は高いのが現実です。
そのため、「どうせ、お願いしてもムダだろう」と諦めてしまうこととなります。
しかし、何事もトライしないないことには何も生まれません。
そこで、著名人、有識者のインタビュー記事を作成するためのアポイントメントの取り方と、事前準備で気をつけたいことをお伝えします。
アポを取るには具体的な依頼文を書く
インタビューをお願いする際には少しのコツがあります。
多くの人は依頼メールをするさい、とりあえず打診だからと、「〇〇というwebサイトを運営しているものです。インタビューをさせて頂きたいのですが、いかがでしょうか?」というだけの短いメールにしてしまいがちです。
しかし、自分が相手の立場になったとき、そんなメールを受け取って、どう感じるでしょうか?
疑わしいし、内容がわからないから返事のしようがないですよね。
たとえ、webサイトのURLが書いてあっても怖くてクリックできませんし、著名人、有識者であれば、そのwebサイトをわざわざ見に行くほど暇でもない人がほとんどです。
なので、重要となるのは、運営しているwebサイトを紹介し、コンセプトを伝え、どんな目的で、どんなことを聞きたいということを具体的にまとめた「口説くための依頼文」を書くことです。
とはいえ、難しく考える必要はなく、簡単でかまいません。
また、企画書をpdfにして添付するのも有効です。依頼先に信用してもらうことが必要なのです。
感謝の気持ちを忘れないことが基本
また、謝礼を支払うのか否なのか、ということも依頼文に加えることが重要です。
謝礼を出す予算がないときは「申し訳ありませんが、謝礼はお出しできません」と明記しておきます。
それを書いておかないと、依頼先は謝礼が出るものと思っていた場合、トラブルの原因ともなります。
ただし、謝礼がないと、断られる確率は高くなります。
出来れば、5000円か1万円くらいの金額でもよいので、何らかの謝礼を提示したほうがよいでしょう。
ただ、依頼先はその金額が欲しいのではありません。
「謝礼を出しても話を聞きたいと思っている」ということに対して信用してくれるのです。
依頼先が著名人であれば、たいていその金額以上の時間給になっていることがほとんどです。
相手の知名度が上がるなど、謝礼以外のメリットも提示したほうが喜ばれるでしょう。
「お金を払う」という考えではなく、「感謝としての謝礼」という気持ちを持つことが大切となります。
下調べは質問するために大事
アポが取れるとインタビューのための事前準備は、下調べと質問を考えることです。
下調べをしておく
著名人、有識者のことは簡単にでも調べておくことが重要です。
webサイトやブログ、ウィキペディアにあるプロフィールなどは目を通しておきます。
著書を出されている著名人、有識者なら一冊は買って読んだほうがいいでしょう。
よく、インタビューのノウハウとして「調べられるだけ調べる」と書かれていることがありますが、そこまで徹底的に調べる必要はありません。
最低限のことでよいです。
もちろん時間をかけてたくさんのことを調べたほうが相手と話をあわあせやすくなりますが、
事業提携などの相談ならまだしも、インタビュー記事のために毎回かけられる時間はそれほどないでしょう。
質問を考えておく
むしろ重要なのは質問を考えておくことです。質問は20項目くらいあるといいでしょう。
この質問を考えるときに下調べしたい内容が活かされます。
インタビューをすること自体はさほど難しいことではありません。
難しいのはアポ取りと下調べをして質問項目を考えることです。
この工程が上手くいけば、インタビューの半分は成功だと言えます。
後は、インタビューして、記事にして公開すればいいだけです。
インタビュー記事は手間がかかりますが、webメディアの独自性を出すのにも有効なのでぜひ、活用してください。
質問をどう考えればよいかは以下の記事にまとまっていますのであわせて参考にしてください。
顧客事例コンテンツ作成のインタビューまでの流れと質問設計
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