Googleアナリティクスで言語別に解析するビューの設定方法

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多言語サイトでは、以下のように言語ごとにディレクトリをわけていることが多いです。

日本語 example.com
英語 example.com/en
中国語簡体字 example.com/cn
中国語繁体字 example.com/tw

Googleアナリティクスで、それぞれの言語のページだけのデータだけを切り分けて見たいのに、どうすればよいかわからなくて困っているという方は参考にしてください。

言語ディレクトリのアクセスだけを計測する方法

画像で説明しています。画像はクリックすると拡大します。

まず、左下の「管理」をクリックします。

管理

右下にある、「新しいビューを作成」をクリックします。

新しいビューを作成

レポートビューの名前を決めます。
わかりやすければ何でもよいです。私は計測する言語とディレクトリの文字列を入れています。

レポートのタイムゾーンも選択します。
特定の国を対象にしているサイトの場合、ここはその国を指定します。
国の絞り込みをしていなければ日本でよいでしょう。

完全に別サイトとして管理している場合はいいのですが、多言語のサイトとしてすべての言語でまとめてレポートを作成する場合、言語ごとにデータを閲覧するタイムゾーンを切り替えるのは基本しないほうがよいと思います。
全体のデータとの整合性が取れなくなるためです。

レポートビューの名前

一番下の「ビューを作成」をクリックします。

次に、できたビューの「フィルタ」をクリックします。

フィルタ

最上部の「フィルタを追加」をクリックしてください。

フィルタを追加

以下のように設定します。
「フィルタ名」はわかりやすければ何でもいいです。
「フィルタの種類」は「右のみを含む」、「サブディレクトリのトラフィック」、「前方が一致」で指定します。
「サブディレクトリ」は計測したい言語のサブディレクトリを記述します。ここでは、http://example.com/en/ に英語サイトがあると仮定して /en/ を指定しています。
「保存」をクリックします。
ビューにフィルタを追加

これでビューとフィルタの作成が完了しました。

画面左上に作成したビューの名前が表示されています。
左上からいつでも選択できます。

ビューの選択

ビュー一覧

あとは保有している言語別にビューとフィルタを繰り返し作成していきます。

なお、1つの言語をディレクトリなしで運用している場合があります。
冒頭で例としてあげた以下の部分の日本語は、ディレクトリがないです。

日本語 example.com
英語 example.com/en
中国語簡体字 example.com/cn
中国語繁体字 example.com/tw

このような状態のときに、日本語だけのデータを取得したいときには、
ビューを作成して、フィルタでほかの言語をすべて除外します。

英語だけを計測するときには「右のみを含む」として /en/ だけを計測するように設定しましたが、逆に「除外」を選び、/en/、/cn/、/tw/などのアクセスをデータに含めないような設定をします。
フィルタはいくつも自由に作れますので、2つの言語だけのアクセスを合算して見るというような設定もできます。

注意点

ビューとフィルタは作成したあとの分のデータだけを切り分けて閲覧できます。
そのため、過去のデータを設定したフィルタで閲覧することができません。

複数の言語でサイトを制作するときには、できるだけ最初に設定しておくようにしてください。

サーチコンソールも言語別に登録する

多少手間はかかりますが、サーチコンソールもディレクトリごとに登録しておくと、言語ごとの検索キーワードの一覧などが確認しやすくなるので便利です。

言語ごとにサーチコンソールのアカウントを作るのは設定が面倒だし、そんなにそれぞれの言語のキーワードをチェックしないという方もいらっしゃるかと思います。

そんな方は、ドメイン全体をサーチコンソールに登録しておいて、「検索アナリティクス」→「ページ」→「ページをフィルタ」→チェックしたい言語のディレクトリ名を入力という流れで、特定の言語ディレクトリだけのデータに絞り込みできます。

サーチコンソールのフィルタ

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