マーケティング文章の翻訳における注意点まとめ

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アキハバラリスト

サイトエンジンの毛塚です。弊社では自社媒体である Akihabara List の多言語化をはじめとして、ホームページやパンフレット・カタログなどを東南アジアの言語に翻訳する業務を行っています。

当記事では、ただ意味が通じれば良いというわけではないことが多いマーケティングを意識した翻訳における注意点をまとめました。
自社サイトや飲食店・ホテルのメニューを多言語化するときの参考になればと思います。

文章の長さ

言語によって翻訳後の文章の長さが大きく異なります。特に日本語は少ない文字数でかなり多くの情報を伝えることができる言語ですので、たいていの言語で翻訳後の文章のほうが長くなります。弊社ではタイ語、インドネシア語の翻訳をよくしているのですが、文字数が2倍、3倍になることもざらにあります。

バナー広告の中に入れるキャッチコピーなどは長さがとても重要な要素なので、直訳ではなくて意訳する必要があります。意訳せずにフォントサイズを小さくしてすべてのテキストを元のサイズに収める解決方法もあるにはありますが、見づらくなるし、パッと見たときの可読性が下がります。

とはいえ削ったり意訳したりして伝わらなくなってしまっては本末転倒です。
パンフレットやチラシなどの複雑なレイアウトや図表が含まれているDTPに対応する場合、そもそも図表の書きかたを見なおさないと見づらくなってしまうことがあります。

改行位置

タイ語のように改行位置で意味が変わってしまう言語があります。ネイティブがDTPやデザインの段階で改行位置についてチェックする必要があります。英語のように意味は変わらなくても改行位置によって不自然に見えることがあります。

また、翻訳することで伝える順序が変わってしまうことがありますので、翻訳後のコピーで先に伝えたいことを、先に見せることができているかを考慮する必要があります。

訴求ポイントの違い

同じ商品を売るときに、国によって訴求ポイントを変更する必要があります。たとえばタイでは日本よりも物価が安くて平均所得は低いですが、日本語で「お手頃価格」、「お買い得」などというキャッチコピーや説明がついているものをそのままタイ語に翻訳すると、現地の人にとってあまり納得感がない訴求方法になってしまうかもしれません。なにが正しいのかは都度考える必要がありますが、たとえば「高品質」「日本製」「高級」などのようにアピールする点を切り替えたほうがよいかもしれません。

これはお客様と翻訳者の間で相談して決める必要があります。

フォント

たとえばタイ語の翻訳では、フォントによって声調記号が飛んでしまって意味不明な内容になってしまうことがあります。これは作業者のパソコンにタイ語のフォントが入っていないことによって発生します。

すべて弊社側で作業していればよいのですが、お客様のほうで最終的な手直しをする場合には注意が必要です。

また、ミャンマー語のように、フォントによってタイプするキーボードの配置が変わったり、フォントがインストールされていない端末でサイトを見ると文字化けしたりといった現象が発生する言語もあります。Zawgyi-oneというフォントが一般的に使われていて、そのフォントでしかタイピングできない人が多いのですが、ミャンマーで販売されている端末以外にはこのフォントはインストールされていないので、Zawgyi-oneで制作したサイトを外国から見ると文字化けしてしまいます。
Unicodeに対応しているMyanmar3のような別のフォントを利用することで、問題を解決できます。

マーケティング翻訳で対象となるものの種類と注意点など

ホームページ

文字化けが発生したり、画像加工時にフォントの都合でデザインが崩れたりといったことが発生しがちです。翻訳会社とホームページ制作会社が別になっているときに、翻訳の内容は正しくても、ホームページ制作会社は言語を理解していないために、訳文をホームページに入れていく過程で意味が通じなくなってしまうことがあります。そのため、翻訳者に間違いがないかをチェックしてもらわなくてはいけません。

パンフレットやカタログなどの印刷物

改行位置によって意味が変わっていないかの確認が必要です。また、日本語から外国語に翻訳する場合には、たいてい文字数がずっと多くなってしまうので、ページ数を増やすのか、それともフォントサイズを小さくして対応するのか、一部省略するのか、大幅に意訳して対応するのかなどの判断が必要となります。

アンケート・調査票

ちょっとしたニュアンスの違いで回答が偏ってしまう可能性がありますので、慎重に意図を確認しながら翻訳を進める必要があります。

現地事情を理解しましょう

マーケティング翻訳では、現地の人にどういった内容が受け入れられやすいのかを知る必要があります。そのためには、ネイティブに確認することはもちろん、さらにいうとネイティブの中でも翻訳対象の分野に興味を持っている人に聞くことが望ましいです。
もしそうした人が見つけられない場合には、せめて現地の同業他者がどういったマーケティング手法をしていて、どのような訴求ポイントを押し出しているのかを把握するようにします。

翻訳・通訳サービスを提供しております。

東南アジア言語の翻訳や通訳のサービスを提供しております。タイ語、インドネシア語、ベトナム語などの翻訳会社をお探しの方はお声がけください。

最近ジャカルタに子会社としてオフィスを用意して、インドネシア語の翻訳に力を入れています。
http://indonesia-translation.com/

この記事を書いた人

毛塚智彦
毛塚智彦代表取締役 社長
1985年生まれ。2007年早稲田大学理工学部経営システム工学科卒業。
学生時代の2004年にSEOの代理店でテレアポと営業のアルバイトを始めたところからウェブマーケティングの仕事に携わり続ける。
2008年サイトエンジン株式会社を設立。2010年にはタイに関連会社(ユニモン株式会社)を設立。東京とタイとインドネシアで事業を展開。

海外向けのSEO、リスティング広告のディレクション業務を行う。

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