SEOのためのサイト修正案をたくさん考えつくことはできても、それをすぐにすべて実行するわけにはいかないのが現実です。
どのように作業の優先順位づけをするべきか、作業にとりかかる順番を決めるための情報をご紹介します。
目次
1.見込まれる費用対効果
以下で複数の項目を説明していますが、総合すると費用対効果が高いものはどれかという話になります。
ビジネスのためにサイトを運営している以上、費用対効果の高い順に並べるのは自然なことです。
短期的に見るか、長期的な伸びを期待するかといった成果に対する期間の考え方によって優先順位は変わってきます。
2.サイト内の影響範囲の大きさ
1ページだけの変更なのか、類似ページすべてに同じ変更が適用されるのかといった影響範囲の大きさは、優先順位づけをするときの指針となります。なるべく影響するページ数の大きな変更から取り組んだほうがよいでしょう。
3.工数と担当者のスケジュール
1.の費用対効果とも関連してきますが、どのくらい作業工数がかかり、それをできる人のスケジュールがいつ確保できるのかも優先順位を決めるときに考慮します。どんなにいい案に見えても、それを実行できる人の手が空いていなければ進みません。
すぐできる細かい修正を少しずつやるべきなのか、それとも他のものをすべて後回しにしてでも時間をかけた大きな修正を行うのかという点では、基本的には前者をおすすめしますが、後者のほうがよい状況ももちろんあるでしょうから都度判断することになります。
4.変更後の日々の業務の変化
たとえばサイト内にブログを開設する、お客様の声を定期的に掲載するといった作業を行うとすると継続的な運用が必要となります。そのため、作業実施後にどう日々の業務が変わるのか、それを続けることはできるのかを確認しておきましょう。
5.最終決定する人への説明のしかた
多くの会社において、サイトの変更の作業を行う担当者と、最終的な変更の意思決定をする担当者が異なっています。そのため、決定する人を納得しやすいようなサイト修正の優先順位を高く設定するべきかもしれません。
このプロセスが必要ない会社もあるでしょう。
6.リスク
やればほぼプラスに働くであろうことが見えている施策なのか、それともやってみないとアクセスが増えるのか減るのかがわからない作業はわけて考えてましょう。
7.効果計測のしかた
たとえばサイト内の2つの箇所を同時に変更した場合、どちらの変更がどうアクセスやコンバージョンに寄与したのかがわからなくなってしまうことがあります。作業の順番を決めるときには、ある程度関連性がなさそうなものを並べて行うようにしたほうがよいです。同じページを対象とした変更は同時に行わないようして、効果計測のために必要な期間として数週間あけるようにします。
まとめ
SEO作業案の洗い出しをしたときに、どのような順番で取り組むかをさまざまな要素を考慮してから決めるようにしてください。
関係者が多くなってくると、変更箇所の決定に時間がかかるようになってくるので、そういった社内調整のためのコストをできるだけ無くすようにしたほうがよいです。他の部署が管理しているページだから変更できないみたいな話は機会損失につながります。
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この記事を書いた人
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1985年生まれ。2007年早稲田大学理工学部経営システム工学科卒業。
2008年サイトエンジン株式会社を設立しました。
学生時代にSEOを販売する代理店でテレアポと営業のアルバイトを始めたところからデジタルマーケティングの仕事に携わり続けています。
オウンドメディアの構築時の戦略立案や運用などを担当しています。
サイトエンジンではコンテンツマーケティングを中心に新規のリードを獲得し続け、累計800社以上とお取引させていただいています。
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