よくあるSEOの失敗例と改善施策11項目

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葛藤
よく見かけるSEO施策の悪い例を紹介します。
実施してしまっている項目があると思った方の参考になればうれしいです。

1.サブドメインを使いすぎる

テーマがまったく異なるサイトを運営する、言語が異なるページを用意するなど、よほどの理由がない限りはサブドメインでなくディレクトリで対応したほうがよいです。
なぜなら、サブドメインよりもディレクトリのほうが1つのドメインに評価が集中するので、上位に表示されやすい傾向にあるためです。

グローバルメニューのリンクがすべてサブドメインだったりするサイトもたまに見かけますが、
評価が分散してしまい上位に表示されづらくなってしまいます。とてももったいないです。

2.すでに上位表示されているという理由で現状維持のためにサイトを変更しない

1位になっているから、ページの内容変更しないで現状維持したほうがよいというのは誤りです。
サイトの改善を止めてしまうほうが大きなリスクであると考えてください。

1位になっていたとしても、それがサイトをよくすることにつながり、ユーザーのためになるようであれば、
積極的にサイトを修正しましょう。

3.サイドバーやフッターに外部サイトへのリンクを掲載しすぎる

サイドバーやフッターに外部リンクをたくさん貼るのはやめましょう。それがユーザーのためになるのであれば別ですが。
クリックされないであろうリンクをたくさん並べるのは避けてください。

価格コム、楽天、リクルートなどの大手サイトが同じことをしているという理由で大丈夫なのではないかと考える人もいるようですが、たいていのサイトでオーソリティーの差がありすぎるので、同列に考えるのは危険だと思います。

4.データベースを元に中身のないページを大量に生成してしまう

地域や固有名詞などのデータベースを元にして、地域名や固有名詞の部分だけが置換されているだけのページを大量に自動生成するといった検索エンジンで集客することだけが目的行為はやめましょう。

5.ページを増やすためにサイトテーマと関係のないコンテンツを追加してしまう

サイト内のページ数を増やすために、ドメイン内にディレクトリをきってブログを作成し、そこで商品やサービスにまったく関係のない日記のようなことを書いてしまうような例があります。

特に問題になりやすいのは、たった数行の簡単な報告、コメントといった内容のブログを大量に投稿しているという状態です。中身の薄いページがたくさんあるとみなされれば大きなマイナスになります。

6.他のサイトからデータを引っ張ってきてコンテンツを自動生成する

Wikipediaやブログ検索のフィードなど、外部の情報を引っ張ってきて、コンテンツを生成するのはやめましょう。
もしどうしても手を出すのであれば、せめて他のコンテンツと組み合わせるようにしてください。

7.価値の無いタグや検索結果のページを大量にインデックスさせる

少し前までは有効だった方法ですが、今は避けておいたほうがよいです。情報の少ないタグや検索結果のページは消すか、noindex を入れておきましょう。

作業の具体例としては、5件以上、10件以上など、特定の数以上のページが紐付けられている場合にのみインデックスさせて、それ以外は noindex が自動で入るようにするなどの対策があります。

8.「こちら」「詳細」「続きを読む」などのアンカーテキストが設定されている

できるだけリンク先の内容を示すアンカーテキストを設定しましょう。
理解はしていてもサイト全体で徹底できていないことがあります。

9.下層ページのタイトルが長すぎる

ECサイトなどでよくある例なのですが、トップページのキャッチコピーの部分も含めて下層ページのタイトルタグに設定しまっていることがあります。

下層の商品ページのタイトルは

<title>商品名|サイト名</title>

などの短くシンプルなものに設定しましょう。

悪い例としては、以下のようなものがあります。

<title>商品名|カテゴリ名|サイトキャッチコピー サイト名</title>

10.表記ゆれや誤用を切り捨てる

検索している人が多いようであれば、表記ゆれや誤用にも対応しましょう。

たとえば、SEO というワードでいえば、検索エンジン最適化、SEO対策といったワードがあります。SEO対策という言葉は厳密にいうと間違いなのですが、そのワードを使って検索している人がたくさんいる以上は、集客に有効なので対応するべきです。誤用を使いたくないというのは提供側のエゴです。

表記ゆれの問題はたいていの場合Googleが勝手に解決してくれてます。一部正しく判断してくれない場合もありますが。

11.早期にサテライトサイト作成に手を出してしまう

よほどサイト内の改善やコンテンツの追加に煮詰まったのでない限り、サテライトサイトの作成に手をだすのは避けてください。リソースやオーソリティーが複数のドメインに分散することになり、あまりよい結果となりません。
サテライトサイトの制作に関連する相談を受けて、いろいろとヒアリングさせてもらうと、たいていはメインサイトのコンテンツの充実を優先させたほうがよいという結論になります。
メインサイトの施策をやりつくしたと思えるくらいまで作業してから、サテライトサイトを検討することをおすすめします。

まとめ

自社で運営しているサイトで当てはまる項目はありましたか?
もしあれば上記を参考にして改善してみてください。

この記事を書いた人

毛塚智彦
毛塚智彦代表取締役 社長
1985年生まれ。2007年早稲田大学理工学部経営システム工学科卒業。

2008年サイトエンジン株式会社を設立しました。
学生時代にSEOを販売する代理店でテレアポと営業のアルバイトを始めたところからデジタルマーケティングの仕事に携わり続けています。

オウンドメディアの構築時の戦略立案や運用などを担当しています。
サイトエンジンではコンテンツマーケティングを中心に新規のリードを獲得し続け、累計800社以上とお取引させていただいています。

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