海外市場調査のはじめかた 事業計画策定のために現場感をつかみつつデータを集める方法

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グラフ

こんにちは。サイトエンジンの毛塚です。
海外に進出するときには現地の市場調査をすることになるかと思いますが、調査会社に依頼するとけっこうお金がかかってしまいます。

また、政府や調査会社が出しているレポートなどに掲載されているマクロデータを見ても、そこに記載されているデータが正しいとは限りません。調べていくうちに実際の数値と大きくかけ離れているのではないかと気づくこともあるでしょう。

また、インターネットで公開されているPDFのレポートなどは見つかるのが昨年のものであることが多く、それが正しいデータだったとしても変化が早い業界では参考にならないことがあります。たとえば、アプリやウェブサービスを海外で提供するときに、昨年時点でのマーケットサイズや、上位サービスのダウンロード数やユーザー数の一覧を見てもあまり参考にならないでしょう。

海外での事業計画を立てる際に参考にするための数値をどのように調べればいいか方法をまとめてみました。

1.アポをとって現地企業に話を聞きに行く

正直に似たようなことをやろうとしていると伝えても、海外企業だからなのか意外と会ってくれます。日本企業から連絡が来るのはまだ珍しいような業種・業界であれば尚更だと思います。あなたが持っている日本の市場環境についての情報に興味を持ってもらえることも多いでしょう。

大手同業者の規模感や主要なサービスなどをヒアリングさせてもらうと感覚がつかみやすいです。
同業といってもまったく同じビジネスを始めるというケースはあまりないかと思いますので、まずは組めるところがないかを探してみるのもよいでしょう。実際に少し仕事をお願いしてみて、どれくらいのクオリティの仕事をしてもらえるのかを把握するのも参考になります。

タイ、インド、インドネシアで現地の会社にメールでアポをとってまわるというのを試しました。現地の会社から教えてもらったほうがインターネットで検索して調べるよりもより現状に即している情報が集まりますし、聞いていて納得感がありました。

2.同じ業界の大手サイトを見る

自分が対象としているビジネスの上位サイトをチェックしましょう。

  • ウェブサービスなら類似人気サイトのユーザー数
  • 人材会社なら現地語求人サイトの求人数
  • 不動産なら最大手サイトの物件数
  • ECサイトなら商品数

といった具合に、参考になる数値がきっとあります。大手サイトの数値をいくつかとってみれば、だいたいの市場規模が推測できます。

また、海外でネットショップの立ち上げを検討している方は、ライバルのネットショップを調べるだけでなく、現地のオークションやクラシファイド広告といったユーザー同士が直接売買をしているサイトで、関連商品がどれくらい売買されているかやり取りの数を見るのも参考になります。

3.現地で開催されている展示会に参加して現地の同業者の話を聞く

現地で展示会などのイベントがあったときに見に行ってみると、その場にその国の同じ業界の人たちがたくさんいるのでまとめて質問できて便利です。名刺交換をして軽く話しておけば、あとで商談のアポイントをとることもできます。また、日本に関連したイベントであれば日本語を話せる人も多いです。その国でビジネスを展開している日系企業も参加していることが多く情報交換できます。

たとえばサイトエンジンでは東南アジア向けのインバウンド観光情報メディアを運営していて、現地の人たちの訪日旅行に関連した情報を調べています。旅行関連のイベントとしては、タイだとTITF(Thai International Travel Fair)、インドネシアだとGaruda Travel Fairなどがあります。タイやインドネシアの会社はもちろん、日本の旅行会社、ホテル、小売店など外国人のお客様をもてなしすることが多い会社が参加しています。

4.現地の掲示板や口コミサイトでブランドがどう言及されているか調べる

現地語がわかっている人がいないとできませんが、自社および競争相手のブランド、商品名などがFacebook、Twitter、現地の掲示板、口コミサイトといったソーシャルメディアでどのように言及されているのかを調べると参考になります。また、商品やサービスについてどのような疑問や悩みを持っている人が多いのかを知ることは、あなたの商品やサービスを売るときにどんな点で訴求すればよいか検討をつけるために使えます。

これは日本語でも便利な方法です。Yahoo!知恵袋、教えてgooなどの質問サイトや、2ちゃんねる、Twitter、Facebookなどで評判、口コミを調べます。

まとめ

市場調査に大きなお金を使う前に、どういったやり方が良いのかを検討してください。調査会社に依頼して現地の人にアンケートを取って調べるといったやり方をいきなり採用するのではなく、先に自分たちで現地のマーケットを視察して肌感覚をつかんでから、何をすべきか考えることをおすすめします。

この記事を書いた人

毛塚智彦
毛塚智彦代表取締役 社長
1985年生まれ。2007年早稲田大学理工学部経営システム工学科卒業。

2008年サイトエンジン株式会社を設立しました。
学生時代にSEOを販売する代理店でテレアポと営業のアルバイトを始めたところからデジタルマーケティングの仕事に携わり続けています。

オウンドメディアの構築時の戦略立案や運用などを担当しています。
サイトエンジンではコンテンツマーケティングを中心に新規のリードを獲得し続け、累計800社以上とお取引させていただいています。

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