越境ECや多言語メディア運営時のドメイン、URLの決め方

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ドメイン

越境ECや多言語でのメディアをはじめるときに、どのドメインを選び、どうURLを決めれば良いのか悩む方も多いでしょう。

ドメインは国ごとに分けたほうがいいのか、言語ごとのURLをどう設定するかなど、作る前に迷っている方が多いです。

本日はドメインやURLを決めるときの考え方を紹介します。

ドメインの選び方

基本は.comで、地域を限定するならその地域のドメイン

複数の国を対象にしたサイトを運営する場合は、特別な理由がない限りは、.comを使うようにしましょう。

慣れている人が多いので覚えてもらいやすいというメリットがあります。

越境ECをするときに、対象国が1つだけの場合には、属性型・地域型のドメインを選ぶのも良いでしょう。
たとえばタイなら.co.th、インドネシアなら、.co.idです。

属性型・地域型ドメインは現地の人にとって馴染みがあるものなので、覚えてもらいやすいでしょう。
ただし、取得するには原則としてその国に法人を登記していないといけないです。

ただし、1つのドメインでいくつかの国を対象にする場合には、属性型・地域型ドメインは辞めたほうがいいです。

SEOのためにはドメインを揃えたほうが良い?

SEOのためだけを考えれば、現状は1つのドメインの中にすべての言語のページを含めたほうが良いです。

ただし、1つのドメインに会社が依存することになるので、悪意を持った人にスパムリンクを大量に貼られる、高い負荷をかけられて落とされるといったことがあると、影響が大きいです。

ドメインを国ごとにわけるべきかどうか

ドメインを国ごとに分けたほうがいいかどうかは、目指す規模や組織の作り方によります。

AmazonやLazadaのような大手ECの会社は国ごとにドメインを分けています。

規模が大きい会社が国ごとにドメインを分ける理由についての推測です。

1.ドメインの所有権をそれぞれの国の現地法人が持っている。これによって現地の許認可、納税、法務などへの対応などで利点がある。
2.規模が大きくなると1つのドメインに依存することのリスクが大きくなりすぎる。ドメインを分ければリスク分散できる。
3.開発に携わるチームが国ごとに別々といった理由で、ドメイン分けたほうが管理が楽な場合もある。

欲しいドメインが先に誰かに取られていたら?

ドメインは早いもの勝ちで順番に取得していく仕組みですから、誰か他の人に先に取得されていると取得できません。

どうしても欲しい場合には、持ち主に譲ってもらえないか交渉してみましょう。
無料というわけにはいきませんので、多少お金を払うことになるかもしれませんが、サイトが運営されていないで空になっているドメインの場合、それほど高額にならずに購入できることもあります。

購入の手順ですが、まず、whois検索サービスをGoogleで探してください。いくつもあり、簡単に見つかります。

たとえば以下のようなサービスです。
ANSI Whois Gateway: ドメイン名 / IPアドレス検索サービス

ドメインを入力すると、ドメイン保有者の情報が表示されます。
メールアドレスが記載されていることがありますので、そこに連絡して交渉します。
100ドル、200ドルくらいで譲ってもらえることもあれば、数千ドルという金額を提示してくる人もいます。
たまたま興味を持って個人が取得しているドメインならそれほど高くなく買えるのですが、
ドメインの取得をビジネスとして行っている会社に取られていると高額になりがちです。

なお、自分の個人情報を出したくない人の場合、ドメインレジストラに名義を代行してもらっていることがありますので、連絡先がわからないこともあります。

URL構造の決め方や注意点

ドメインを決めたあとはどのようなサイト構造、URLにするかを考えます。

ネットショップの場合、トップ、カテゴリ、商品詳細の3階層は確実にあります。
それぞれのURLをどのように設定しておくかは非常に重要なので、慎重に検討しましょう。

必ず言語ごとに別のURLになるようにします。

サブドメインとサブディレクトリはどちらが良いのか?

同一ドメインで複数言語運営する場合に、言語の切り分けはサブドメインとサブディレクトリのどちらのほうがSEOに効くのかを聞かれることが多いです。

サブドメインとは、以下のような形のものを指します。
ja.example.com(日本語)
en.example.com(英語)
cn.example.com(中国語)

サブディレクトリは、以下のようなものです。
example.com/ja(日本語)
example.com/en(英語)
example.com/cn(中国語)

これはどちらが必ず正解とは言えず、状況によって使い分けるのですが、
巨大な規模のサイトになる前提の場合以外は、サブディレクトリのほうをSEOの観点でオススメしています。

wwwありなしは統一します

wwwありなしは必ず統一してください。

https://www.example.com/ja
https://example.com/ja

この2つのパターンで両方アクセスできるようにするのはよくありません。
どちらか片方だけ使うようにします。

たとえば https://example.com/ja を使うと決めたら、
https://www.example.com/ja にアクセスしてきた人をすべて、
https://example.com/ja に自動で転送されるようにします。

SSLに対応しましょう

これからサイトを作るなら、SSLに対応しておくことをオススメします。

まだそれほど明らかに順位が優遇されているわけではないのですが今後プラスの要因になる可能性があります。
また、Chromeなどの一部のブラウザでは、SSLに対応していないサイトを表示するときに警告を出すようになる予定があるので、これからサイトを作るのであればSSLは必須といえるでしょう。

もうサイトを作ってしまっていて、まだ対応していない場合は、ブラウザの警告画面が出るようになる前に早く対応したほうがよいでしょう。

URLにアルファベット以外は入れない

日本語URLもそうですが、URLの中にアルファベット以外の文字列を入れることができます。
これは基本的にやめたほうがいいです。

理由としては、ソーシャルメディアなどに投稿されたときに、URLが長くなりすぎて収まらなくなったり、見栄えがおかしくなったりするためです。

一時期URLにキーワードが入っているとSEOの効果があるという話が出回っていたことがありましたが、それほど大きな影響はありません。

まとめ

ドメインはサイトの顔とも言える部分で、しかも後から変更しようとすると大きな工数が発生しますし、膨大な機会損失に繋がります。

ドメインに蓄積されてきた被リンクや認知度アップによるブランド価値などが毀損されてしまうためです。
移転先の新しいドメインに自動的にリダイレクトするようにしたとしても、どうしてもある程度の悪影響が発生します。

そのため、最初に慎重に検討して決めましょう。

また、URLはサイト設計の段階できちんと整理しておくようにします。
内部リンクの構造がさえしっかりとしていれば大丈夫なことがほとんどですが、大きなサイトの場合SEOにマイナスの影響があるURL構造にならないように気をつけたほうがよいです。

より詳しく知りたい方は、以下のGoogleのページも参照してください。
多地域、多言語のサイト – Search Console ヘルプ

この記事を書いた人

毛塚智彦
毛塚智彦代表取締役 社長
1985年生まれ。2007年早稲田大学理工学部経営システム工学科卒業。
学生時代の2004年にSEOの代理店でテレアポと営業のアルバイトを始めたところからウェブマーケティングの仕事に携わり続ける。
2008年サイトエンジン株式会社を設立。2010年にはタイに関連会社(ユニモン株式会社)を設立。東京とタイとインドネシアで事業を展開。

海外向けのSEO、リスティング広告のディレクション業務を行う。

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