外国語コピーライティングで伝わりやすくするための注意点まとめ

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コピーライティング

サイトエンジンでは、外国人向けのFacebookページの運用や、ランディングページのコンテンツ制作などをしています。

本日は外国人に伝わりやすいコンテンツを作るためにどのような点を意識しておくと良いのかをまとめてみます。

自社の知名度の違い

日本ではある程度業界で知られている会社だったとしても、海外に進出したときには、現地の人がまったく知らないということもあり得ます。

どれくらい自社が知られているかによって、掲載する情報が変わってきます。

商品カテゴリの知名度の違い。競合の多さの違い

商品カテゴリが浸透しているかどうかによって、説明の方法や、アピールするべきポイントが異なります。

まだ現地で使っている人が少ない商品の場合、機能や使い方を知らない人が多いため、何も知らない人向けにわかりやすく丁寧に説明する内容になります。
一方で、誰でも知っている商品の場合、競合との違いや自社商品を買う理由などの説明になってきます。

平均所得の違い

同じ価格で様々な国で商品を販売する場合、ある国では安く感じるお手頃な価格の商品だったとしても、別の国ではとても高級品かもしれません。

その商品価格の平均所得との差に応じて伝え方を変えるか、価格を調整するかしなくてはいけません。

1万円のものがあったとして、日本人からすると月収の10分の1以下ですが、平均月収が1万円の国もあるわけです。

生活習慣や環境の違い

国によって生活習慣や環境がだいぶ違います。
どんな人たちに、どんなタイミングでサイトを閲覧してもらいたいのかを考えて、その人たちの生活習慣を調べてみましょう。

  • 起きる時間や寝る時間 朝5-6時くらいに起きている人が多い地域も
  • 通勤の方法 電車通勤か車通勤か、渋滞はどれくらいあるか
  • 誰と住んでいるか 1人暮らし、核家族、2世帯以上
  • 住んでいる住宅のサイズ感
  • 外食と自炊する人の比率
  • 週末の過ごし方
  • よく出かける場所

など

生活習慣が違うと、サイトが閲覧される時間帯が異なります。

たとえば、日本の都市部では電車で移動する人が多い通勤時間帯にスマホで流入が多くなる傾向にありますが、車で通勤している国ではそれほど上がりません。
一方で、毎日必ず渋滞している地域では、通勤のための運転中にもスマホを見ている人が多いです。

読まれる量の違い

国によって文字の読まれる量に差があると言われています。
もちろん想定している読者層によって、読まれる文字の量は大きく違っています。

日本人は文字をたくさん読むのでゴチャゴチャした分量の多いページでも許容されやすく、海外ではよりスッキリした内容が好まれます。

文字量やデザインは、いきなりスマホがメインになっている国が多いという事情もあります。
スマホの場合、パソコンのサイトのようなカラム(列)がたくさんあるような複雑なデザインは採用しづらいです。

閲覧環境の違い

閲覧しているデバイスや通信環境が異なります。
パソコンが普及していない国も多いので、だいたいの国でスマホでの閲覧率は日本よりも高いです。

また、通信環境が日本よりも遅い国が多いですので、キャッチコピーの途中に差し込む画像の容量などをできるだけ軽くするようにしたほうがよいです。

さらに、いまだに通信量無制限でかつ月額定額になっていない国が多く、プリペイドでコンビニなどでチャージした金額分の通信量を使うというのが一般的です。
そのため、動画などの容量が極端に大きいものは、Wifiのつながる環境以外での閲覧を避けられてしまうかもしれません。

トーンの違い

日本ではB2B、B2Cともに堅い表現が使われる傾向にありますが、海外だと日本よりはフレンドリーにくだけた感じで書いたほうが好まれることが多いです。

季節性やイベントの違い

国によって季節変動が異なります。
また、祝日や記念日なども異なりますから、日本とは需要の波がずれます。

まとめ

国や地域によって伝え方を変えるのが大切です。
日本人がライティングしたものを翻訳するのではなく、現地に住んでいる人に依頼するのが望ましいです。

ここで注意していただきたいのが、言語がネイティブでも現地感覚をもっているとは限らないということです。

英語のように様々な国で使わている言語の場合は、英語のネイティブであれば誰でもいいかとなってしまうことがありますが、やはり対象とする国で生まれ育った人に依頼したほうがよいです。

シンガポールやマレーシアでは英語が通じるので英語でサイトをつくりますが、アメリカ人やイギリス人に英語でライティングを依頼するよりも現地人に依頼したほうがより良いです。

この記事を書いた人

毛塚智彦
毛塚智彦代表取締役 社長
1985年生まれ。2007年早稲田大学理工学部経営システム工学科卒業。

2008年サイトエンジン株式会社を設立しました。
学生時代にSEOを販売する代理店でテレアポと営業のアルバイトを始めたところからデジタルマーケティングの仕事に携わり続けています。

オウンドメディアの構築時の戦略立案や運用などを担当しています。
サイトエンジンではコンテンツマーケティングを中心に新規のリードを獲得し続け、累計800社以上とお取引させていただいています。

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