最近タイでネットショップを開始したいというお問い合わせが非常に増えてきていますので、当記事ではタイのEコマースの市場について解説したいと思います。
タイのECショッピングモール
タイでも日本でいう楽天のようなネットショップ向けのモールを提供しているサイトがいくつかあります。
タイでもっとも利用者数の多いのはwe love shopping というサイトで、Google Trend のデータによると、他のサイトと倍以上の差をつけています。
楽天も先日Taradというサイトを買収しまして、運営しています。
その他には消費者間で直接商品を売買できるサイト、いわゆるC2Cのマーケットプレイスが増えてきており、昨年くらいから急激にトラフィックを伸ばしつつあります。洪水の後に特に伸びたようです。
タイのC2Cでの売買サイトとしては、PantipMarket.com、Pramool.com、dealfish.co.th などがあります。dealfishは駅での交通広告を展開するなど、勢いを感じるサイトです。
決済方法
タイの決済方法はけっこう進んでまして、クレジットカード、セブンイレブンなどで使える店頭支払いのCounter Service、Paypalのような決済専門サイトのPaysabay、大手通信キャリアによって提供されているtruemoneyやmpayと、多数の決済方法があります。
とはいえまだ浸透しているかというとそうでもなく、
自社専用でバイクでの代金回収を主な業務とするメッセンジャーを採用し、直接現金を取りに行くという日本では考えられないような方法をとっている会社もたくさんあります。
タイのEコマース市場規模
決済会社大手Paypalの調査によると2012年時点でタイのEコマースの市場規模は147億バーツ(1バーツ約3円)と予測されています。日本のEコマースの市場規模がだいたい8兆円であることを考えると、まだまだ規模が小さいですが、その分伸びしろが残されているということです。
インターネット利用者数の増加にともなってEコマースの市場規模も拡大していくでしょう。人口6600万に対して、スマートフォンは2012年の見込みで年間400万台程度は出荷されるらしく、その普及ペースは今後もあがっていくでしょう。過去の日本でネットショッピングがスタートしたときには携帯電話によるインターネットがそれほど普及しておらず、スマートフォンは存在すらしていなかったことを考えれば、タイのほうが日本よりもネットショッピングの普及ペースは早いと思われます。
ネットショップの集客方法
タイでのネットショップの集客方法ですが、上記のようなEコマース用ショッピングモールからの集客や、Googleからの集客などがあります。タイでは9割以上の人がGoogleを使っていますので、GoogleアドワーズやGoogleを対象としたSEOなどが有効です。また、Facebookもとても多くの人に利用されていますので、Facebook内にページを作成して、利用者間のコミュニケーションを促すという方法を採用している企業もあります。
最後に会社のサービス紹介
サイトエンジンでは、ネイティブによるタイ語の翻訳サービスを提供しています。
これからECサイトをタイ市場を対象に作るときにぜひご活用ください。
この記事を書いた人
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1985年生まれ。2007年早稲田大学理工学部経営システム工学科卒業。
2008年サイトエンジン株式会社を設立しました。
学生時代にSEOを販売する代理店でテレアポと営業のアルバイトを始めたところからデジタルマーケティングの仕事に携わり続けています。
オウンドメディアの構築時の戦略立案や運用などを担当しています。
サイトエンジンではコンテンツマーケティングを中心に新規のリードを獲得し続け、累計800社以上とお取引させていただいています。
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