ベトナムでは近年インターネットが急速に普及しています。 データを見ると、2007年から2012年の5年間でネット利用者は2倍、2000年から2010年のインターネットユーザー成長率は12035%にも膨れあがっています。また、ベトナムはフィリピン・インドネシアとあわせて東南アジアのオンライン広告の90%を担うといわれています。
インターネットの普及率上昇につれて、Facebookの利用者数も上昇しています。そこで、ベトナムでSNSマーケティングをするにあたって抑えておくべき点をいくつかご紹介します。
Facebook利用率
ベトナムでも、他国と同様にFacebook利用率が81.12%で1位となっています。下記に紹介するベトナム産のローカルSNS(Zing me)やtwitterと大きく差をつけています。
Facebookユーザー層
ベトナムにおけるFacebookユーザーは、18-24歳が最も利用率が高く全体の54%を占めています。 また、ユーザー全体の94%は35歳未満、男女比はほぼ半々です。
ローカルSNS(Zing me)
ベトナムには、もともと「Zing me」というベトナム産の最大手ローカルSNSが存在していました。2012年まではFacebookと同程度の勢力をもっていましたが、現在では圧倒的にFacebookがユーザー数を上回っています。
検閲について
- 政府による検閲技術が中国ほど高くない ベトナムでのFacebookマーケティングにおいて検閲の問題が挙げられますが、実際には多くの人が検閲を回避しする方法を知っている為、特に支障はありません。
- 検閲の強化による将来的リスク ゼロと断言することはできません。Facebookのみではなく、国産SNS(Zing me)にも対応してリスク分散を行なう方法もあります。
最後に
ベトナムでのFacebookの立ち位置を踏まえて、Facebookマーケティングを行なう必要があります。日本語Facebookページを翻訳しただけでは、効果的な施策とはいえません。
最後に、ベトナムにおけるSNS利用状況とFacebookマーケティング施策に関する資料をご紹介します。
参考
http://login.me.zing.vn/
http://wearesocial.net/blog/2012/10/social-digital-mobile-vietnam/
http://gs.statcounter.com/
この記事を書いた人
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慶應義塾大学卒業。NTTドコモを経て、サイトエンジン株式会社に入社。
東南アジアでの集客やインターネット事情についての記事を執筆。
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