通訳を利用するのはなんとなく敷居が高いという印象があるかと思いますが、タブレットやスマートフォンといったモバイル端末のカメラ機能を使ったリアルタイム通訳サービスやオンライン翻訳サービスの登場で手軽に通訳を利用できる環境が整ってきました。
いま、翻訳サービスの中で「スマイルコール」というリアルタイム通訳サービスが注目されていて、外国人のもてなしやビジネスシーンで活躍しています。
今回は、その「スマイルコール」の特徴と活用シーンをご紹介します。
目次
スマホでリアルタイム通訳をしてくれる「スマイルコール」
「スマイルコール」の特徴
「スマイルコール」はモバイルCRMシステムやASP事業を展開する株式会社インデンコンサルティングが2012年1月から開始したサービスです。iPhone、iPadのテレビ電話(ビデオチャット)機能を利用したリアルタイム通訳サービスを提供しています。
テレビ電話なのでオペレーターとお互いに顔が見え、表情やジェスチャーも使った円滑なコミュニケーションが図れます。文章や印刷テキストをカメラに映せば、オペレーターが翻訳してくれるのも便利です。
「スマイルコール」の対応言語
対応言語は日本語、英語、中国語(北京語)、韓国語、スペイン語、ポルトガル語で、スペイン語、ポルトガル語は追加オプションでの利用となります。
英語のみ24時間タイプ、中国語と韓国語は9時〜22時(日本時間)まで対応しています。
料金は定額制で、1回の通話時間は15分までです。
日本に来た外国人のおもてなしに
「スマイルコール」は出張や旅行で来日した外国人のおもてなしに活躍します。
たとえば、レストランで日本語のメニューしかない場合、スマホカメラでメニューを映して「スマイルコール」に翻訳してもらうという使い方ができます。
テキスト認識機能を備える翻訳アプリではうまく訳せないときもありますが、「スマイルコール」は人間が訳してくれるので間違いがありません。
他にもホテルや旅館などの宿泊施設で利用したり、寺社仏閣など観光地でも「スマイルコール」が活躍します。
英語の看板がないときや、英語が話せるスタッフがいないときに助かるサービスです。
ビジネスシーンでも活躍する「スマイルコール」
海外出張の際などに、通訳を同行させるのは難しいというケースは多いでしょう。通訳の人件費以外にも、交通費や宿泊費などのコストがかかってしまいます。
そんなときにも「スマイルコール」が役立ちます。
「スマイルコール」はiPhone(iPad)とインターネット環境さえあればどこでも利用ができるので、無駄なコストを発生させず、身軽に通訳を連れ歩けるようなものなのです。
一回の通話時間が15分までに制限されているため、滞在中の会話をすべて対応してもらうのは難しいでしょう。しかし、最低限の日常会話は翻訳アプリなどでも十分フォローできます。微妙なニュアンスの正確な理解が求められるシーンに限定して、ピンポイントで使うとよいでしょう。
余談ですが、元サッカー日本代表監督のジーコ氏は、日本に長く住んでいながらなぜ日本語を話さないのかと言われていました。会見や選手への指示に通訳を挟んでいたためです。
しかし、実はジーコ氏は日本語をほとんど理解できたのだそうです。
日本語を話せないのではなく、誤解を避けるために通訳を使っていたんですね。
スポーツと同じく、ビジネスでは誤って解釈したり、伝え間違えたりすると大変なミスにつながりかねません。誤解を避けるためにも、重要な場面では無理せず通訳を通した方が良いでしょう。
「スマイルコール」は、いつでもどこでも通訳サービスを利用できるので、このようなシーンにまさにぴったりです。
東南アジア言語の通訳をご希望の方へ
サイトエンジンでは東南アジア言語(タイ語、インドネシア語、ベトナム語、ミャンマー・ビルマ語、ヒンディー語、フィリピン・タガログ語、クメール語、マレー語、モンゴル語)の通訳を承っております。
10ヶ国以上から集まった社内翻訳者が在籍しており、現地オフィスを構えることで東南アジア言語の翻訳・通訳を低価格で提供しております。
文化背景も考慮した翻訳・通訳を行っておりますので、さまざまなシーンでの翻訳・通訳のご希望にお応えします。
無料でお問い合わせを承っておりますので、東南アジア言語の翻訳・通訳についてご不明な点がございましたら気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
- 海外情報を中心に、海外でのマーケティング、外国人の集客や接客に役に立つ記事をお届けしていきます。
この人が書いた他の記事
コンテンツマーケティング2018.05.23コンテンツ制作の予算作成 作業範囲と料金相場 コンテンツマーケティング2018.05.15コンテンツ制作を代行会社に発注する前の準備 コンテンツマーケティング2018.03.06記事作成、編集とコンテンツマーケティングの記事まとめ コンテンツマーケティング2018.03.01読者はネイティブ? 英語の記事作成で書き分けの目安となるスコア