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rel=”alternate” hreflang=”x” タグ 適切な言語ページを検索結果に


2011年12月中旬からGoogleが多言語で構築されているウェブサイト用に以下の新しい要素のサポートを開始しました。

<link rel="alternate" hreflang="言語-文字体系-地域" href="URL" />
文字体系および地域は必須ではありません。
例
<link rel="alternate" hreflang="ja" href="http://ja.aaa.com/" />

 

ウェブサイトの<head></head>内に上記のタグを追加することで、言語別のページをGoogleにより正確に伝えることができるようになります。

コンテンツを翻訳して複数言語で提供したり、同じ言語でも地域によってページを分けるなどといった場合に活用できます。

例として弊社のタイの関連会社のサイトでの設定で説明します。

以下のように言語別に3つのURLがあった場合、
http://unimon.co.th/ タイ語ページ
http://unimon.co.th/ja/ 日本語ページ
http://unimon.co.th/en/ 英語ページ

すべてのページの内に以下のタグを挿入します。

<link rel=”alternate” hreflang=”th” href=”http://unimon.co.th/” />
<link rel=”alternate” hreflang=”ja” href=”http://unimon.co.th/ja/” />
<link rel=”alternate” hreflang=”en” href=”http://unimon.co.th/en/” />

この例のようにすべて言語が異なっている場合は比較的重要性が低いのですが、複数の国を対象としたページが同じ言語で運営されている場合には設定しておくことをおすすめします。

たとえば、アメリカ、イギリス、オーストラリアのユーザー向けのページをすべて英語で運営していた場合、サービスの内容、通貨単位、表現方法などが異なっているというケースがあります。そういった場合に上記のタグを適切に設定することで、google.co.uk(イギリスのGoogle)で検索したユーザーにはきちんとイギリスのページを見せることができるようになります。

URL一覧

http://gb.example.com/ イギリスのユーザー向けページ
http://au.example.com/ オーストラリアのユーザー向けページ
http://example.com/ そのほかの全地域対象の英語ページ

追加するタグ一覧
<link rel=”alternate” hreflang=”en” href=”http://example.com/” />
<link rel=”alternate” hreflang=”en-AU” href=”http://au.example.com/” />
<link rel=”alternate” hreflang=”en-GB” href=”http://gb.example.com/” />

設定していなかった場合、google.com.au(オーストラリアのGoogle)で検索したときにイギリスのユーザーに向けたページが表示されてしまうというような問題が発生しやすくなります。

なお、サポートされている値は以下で調べることができます。

言語 ISO 639
地域 ISO 3166-1
文字体系(中国語の簡体字、繁体字など) ISO 15924

詳細に関しては以下のページをご覧ください。
rel=”alternate” hreflang=”x” について – ウェブマスター ツール ヘルプ
Google ウェブマスター向け公式ブログ: 多言語コンテンツのマークアップのヒント

このタグはたくさんある外国語SEOの基本の1つです。

多言語サイトのSEOについては以下をあわせて参照してください。
外国語SEOで失敗しない多言語サイト構築チェックリスト
外国語SEOで最低限つぶしておきたいありがちな間違いと対処方法

この記事を書いた人

毛塚智彦代表取締役 社長
1985年生まれ。2007年早稲田大学理工学部経営システム工学科卒業。

2008年サイトエンジン株式会社を設立しました。
学生時代にSEOを販売する代理店でテレアポと営業のアルバイトを始めたところからデジタルマーケティングの仕事に携わり続けています。

オウンドメディアの構築時の戦略立案や運用などを担当しています。
サイトエンジンではコンテンツマーケティングを中心に新規のリードを獲得し続け、累計800社以上とお取引させていただいています。