検索結果でクリック率を上げるための方法をまとめました。
ちょっとした工夫で他のサイトよりも検索結果で目立つことができて、クリックされやすくなりますのでぜひ試してみてください。SEOに取り組むときに併用するとより効果があがりやすくなるテクニックだと思います。
いくつかのワードの順位によるトラフィックの影響を考えて試行錯誤するよりも、サイト全体のテンプレートを変えて現在流入があるすべてのワードの検索結果で目立たせ、クリック率を上げることを考えたほうが、手軽に早くトラフィックを伸ばすことができるかもしれません。
目次
1.タイトルやメタdescriptionタグを工夫する
基本といってしまえばそれまでなのですが、工夫次第で大きく結果が変わる部分で、試行錯誤して定期的に変更できている会社は意外と少ないと思います。弊社の運営しているサイトでもきちんと考えて対応できてないページが多数あります。
SEOで上げたいキーワードを意識するあまり、キャッチコピーではなくワードの詰め込みのようなタイトルタグになってしまっていたり、descriptionに少ししか文字が入っておらず、かなりもったいない状態になっていたりするサイトをよく見かけます。
タイトルタグやメタタグの設定で重要なことは、同じキーワードで上位になっている他のサイトとの差をつけることです。つまり、訴求するポイントを他のサイトをずらすのが効果的です。他のサイトと同じような点でアピールしても埋もれてしまいます。
2.リッチスニペットのためのマークアップに対応する
リッチスニペットとは、通常テキストしか表示されない検索結果の解説文の箇所に、リンクやアイコンなどの付加的な情報を追加したもののことです。
たとえば以下は「タイ ホテル」でGoogle検索したときに上位に表示される旅行の口コミサイトですが、レビューの評価平均をあらわす星の数や、パンくずリストが一緒に表示されています。
何か追加で表示させることで、他のサイトよりも目立って検索結果でのクリック率をあげていきましょう。
レビューとパンくず以外にも、商品、人物、会社と組織、レシピ、イベント、音楽、動画など、さまざまなコンテンツについて同じことをすることができます。
以下のGoogleの公式ドキュメントを参考にしつつマークアップすることで表示される確率があがります。
リッチ スニペット(microdata、microformats、RDFa、データ ハイライター) – ウェブマスター ツール ヘルプ
ただし、現状では上記のマークアップ形式に対応すれば必ず検索結果に表示されるかというと、残念ながら表示されないこともあります。逆に、マークアップしなくても検索結果に表示されることもあります。たとえばパンくずリストは上記で紹介しているmicrodata、microformats、RDFaなどの形式でマークアップしなくてもよく検索結果に表示されます。
(※注意 現在は表示されなくなってします。)
以下のように、検索結果に著者情報を表示させる方法です。
たとえば以下の画像は 「SEO ブログ」 での検索結果の一部ですが、2つのブログが著者情報とともに表示されています。
以下の手順で上記のように著者情報を検索結果に表示させることができます。
1.Google+に登録する。
2.左側のプロフィールという箇所をクリックして、以下のような自分のURLを確認する。(以下のURLは私のGoogle+のIDを例として説明しています)
https://plus.google.com/112526684615624364572/posts
3.以下のタグを運営サイトの<head></head>内に貼り付ける
<link rel="author" href="https://plus.google.com/112526684615624364572/posts" />
(実際には改行は不要です。)
4.Google+の「基本情報」タブをクリックし、以下のようなURLのページ内で、運営サイトへのリンクを貼る。
https://plus.google.com/112526684615624364572/about
5.Google検索結果に著者情報が表示されるまで時間がかかるのでしばらく待つ。
4.Googleプレイスのページとサイトをひもづける
これはクリック率を上げるだけでなく表示される順位にも影響がある施策です。
GoogleプレイスやYahoo!ロコに登録して、サイトとひもづけることで、地図が検索結果に表示されたときに上位に表示されやすくなったり、マップのアイコンがスニペットと一緒に表示されるようになったりして目立つことができます。
以下はGoogleとYahooで 「中野 病院」 と検索したときの結果です。
GoogleプレイスやYahoo!ロコに登録した覚えはないのにすでに地図と一緒に上位に表示されているというサイト運営者の方は、ページでオーナー登録をして、お店の紹介文や写真などの情報を追加してください。
まとめ
ここで紹介した方法で検索結果で目立つことができれば、順位は同じままだとしても、クリック率が上がるのでトラフィックを増やせます。
簡単に試せるものが多いですので、ぜひ挑戦してみてください。
また、ここで紹介したもの以外にも、画像、ニュース、ショッピングといった各種検索への対応をしっかりすることで、通常の検索結果でも特殊な表示のされ方をする例はGoogle、Yahooともにいくつかあります。
他にもこんな方法があるという方はぜひ教えてください。
もしよろしければ以下のページもあわせてご覧ください。
SEOで検索結果1ページ目に表示されたときのクリック率(CTR)はどれくらい?
この記事を書いた人
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1985年生まれ。2007年早稲田大学理工学部経営システム工学科卒業。
2008年サイトエンジン株式会社を設立しました。
学生時代にSEOを販売する代理店でテレアポと営業のアルバイトを始めたところからデジタルマーケティングの仕事に携わり続けています。
オウンドメディアの構築時の戦略立案や運用などを担当しています。
サイトエンジンではコンテンツマーケティングを中心に新規のリードを獲得し続け、累計800社以上とお取引させていただいています。
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