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東南アジア旅行・出張に超便利!東南アジア9カ国で格安プリペイドSIMを買ってみた

東南アジアで旅行・出張する方に

日本でも数年前からSIMフリー携帯が浸透してきました。とはいえ、海外旅行に行く際に「現地でも使えるポケットWiFiを・・・」「海外パケ放題しなきゃ・・・」なんて思っている方もまだまだ多いのではないでしょうか。

東南アジア圏に旅行や出張をする場合は、SIMフリー携帯を一台持っておくとかなり便利。

使ったことがない方の中にはハードル高く感じる人もいるかもしれませんが、SIMカードを入れ替えて設定をするだけ。しかも大抵はお店の人がやってくれるので、実は超簡単です。

海外パケ放題より、断然安い

東南アジアでは格安で簡単にSIMが手に入る場合が多く、国によっては1,000円ほどあれば現地で電話もメール(テキスト)もインターネットも快適に使うことができます。

日本のキャリアの海外パケ放題では1日3,000円近くするのを考えると、かなりコスパが高いと言えるのではないでしょうか。

2015年12月から2016年2月まで東南アジア・ASEAN各国を周遊した際、筆者が実際に購入したSIMについてまとめました。(ブルネイ以外の9カ国でSIMを購入)

目次


 

現地でSIMを購入するメリット

現地でSIMを購入するメリットは色々ありますが、例えばこんなことが挙げられると思います。


 

持ち物

準備するものは3つだけ。後は欲しいSIMを扱うモバイルショップに行くだけです。

※iPhoneの場合SIMトレイを開けるピンが必要になりますが、大体お店の人が持っています。

※携帯電話用のSIMには主にマイクロSIM・ナノSIMの2種類の大きさがあります。(iPhoneはナノSIM)たとえマイクロSIMしか売られていなくても、心配要りません。大抵の場合、お店側がSIMをナノSIMのサイズにカットする機材を持っています。


 

国別SIM購入レポート

購入したSIMは最安もしくは最速とは限りません。あくまで一旅行者の体験談・参考情報としてご活用ください。

※国はアルファベット順です。


 

カンボジアのSIM

カンボジアで良かったと感じたのは、インターネットが安くて比較的速かったのと、英語がある程度通じたことでした。

シェムリアップは、アンコールワットがある場所です。私が行ったモバイルショップでは旅行者用のSIMはなく、通常のプリペイドSIMにインターネットプランを購入しましたが、後日旅行者SIMを売っているホステルも見かけました。

インターネットプランは、100MB・250MB・1GBなど複数のプランから選べるようになっており、私は2人で1週間滞在だったので2GBのプランを選びました。


 

インドネシアのSIM

インドネシアでも、1,000円以内でSIMと2GBのインターネットプランを購入できました。特に問題もなく、快適に利用できていたと思います。


 

ラオスのSIM

東南アジアでのSIM購入で唯一かなり手こずったのがラオスでした。ローカルのモバイルショップで購入しようとしたところ全く英語が通じず、紙に書いたりしながら交渉しました。

同じSIMカードでも、お店によって値段が異なるようでした。(私は「あそこのお店はいくらだったよ」と伝えつつ交渉したところ、かなり安く手に入ったと思います)

インターネットの速度は正直遅く、快適とは言えませんでした。(WiFi環境含め、東南アジアではよくあります。)


 

マレーシアのSIM

私はマレーシアに1ヶ月ほど滞在していたので多めのプランを購入しましたが、もっと安いプランもあります。300MB〜4.5MBの6種類のプランから選べ、例えば800MBのプラン(7日間有効)であれば、SIM代込で25MYR(約750円)で手に入ります。

特筆すべきはインターネットの速さ。4Gエリアであれば40Mbpsを超えることも。夜中(1時以降)は朝まで無料でインターネット使い放題とのことでした。(筆者が長めにマレーシアに滞在していたのは、こういった環境の良さも理由です。)

2014年にマレーシアに行った時にはMaxis、今回はCelcomの「Magic Sim」を利用しましたが、どちらのSIMもかなり快適に使えました。


 

ミャンマーのSIM

ミャンマーではSIMを購入しておいて良かったと度々思うことがありました。理由は、ほぼ毎日停電が起こっていたから。

たまにインターネットの接続が途切れることもありましたが、家やレストランで小規模の停電が起きた時にもSIMは問題なく利用できました。


 

フィリピンのSIM

筆者はフィリピンに2年半ほど仕事で滞在しており、別途ポケットWiFiを利用していたため、ここでは7日間のプランを掲載しておきます。30日使い放題プランの場合、1,000ペソ(約2,700円)ほどかかります。

フィリピンも日本と同様、Globe・Smart・Sunという3社の大手携帯会社があります。私は3社全てのSIMを持っていますが、Globeが最も電話回線が安定していると思います。色々設定がややこしいので、事前に調べるか、お店の人にしっかり教えてもらうのが良いと思います。

ちなみに、フィリピンはWiFi環境があまり良くなく、1Mbps出ると良い方です。(徐々に改善されてきています。)


 

シンガポールのSIM

物価が高いことで有名なシンガポール。空港でSIMを探したところ38SGD(約3,200円)が最安でしたが、街中で購入すると5日間有効の旅行者用SIMが15SGDで見つかりました。


 

タイのSIM

タイ・バンコクでは、空港でもショッピングモールでも簡単にSIMが手に入ります。タイは英語がほとんど通じないので、初日に空港でSIMを買っても良いかもしれません。

筆者は深夜便でバンコクに到着しましたが、モバイルショップやATMなどは問題なく利用できました。


 

ベトナムのSIM

筆者が購入したSIMは、ネットの速度自体は問題なかったのですが、テザリング(Personal Hotspot)ができませんでした。(購入した後に判明)PCや他のデバイスでインターネットを使えず、結構困りました。

ちなみに、その後スターバックスでアイスラテとクロワッサンを購入したところ110,000ドンでした。スタバで一休みする値段でSIMが手に入るのですね。


 

最後に

短期滞在の場合、ほとんどの国で1,000円以内で快適なインターネット環境が手に入るのは驚きでした。東南アジアではWiFi環境が基本的にあまり良くないので、現地SIMを購入しておいた方が快適なインターネット環境が手に入りやすいかと思っています。

SIMは基本的に街中で買う方が安く、空港で購入すると少し割高になります。ただし空港で買った方がスムーズではあるので、出張や急ぎ旅の場合は空港で買ったほうが無難かもしれませんね。

今後東南アジアを旅行・出張する方のご参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

Nanaho
1988年生まれ、香川県出身。東京大学法学部を卒業後、2013年よりフィリピン・セブ島の語学学校「NexSeed(ネクシード)」の立ち上げに参画、サービスマネジメントとマーケティング全般を担当。