海外ではリアルビジネスのスタートアップが注目を集めています。
IoT(Internet of Things)が進む今、 リアルなサービスを提供するビジネスが底力を発揮し、新しいサービスがどんどん登場しています。
そこで今回は、アメリカで今注目されているリアルビジネスのスタートアップを4つピックアップして紹介したいと思います。
日本でも需要があるのではないかと思えるサービスもありますので、起業のヒントになるかもしれません。
Alfred
「Alfred」はオンデマンドで家事代行を依頼できるサービスで、クリーニング、買い物、家具の組み立てといった主要な家事代行をワンストップで依頼することができます。
ただのオンデマンドの家事代行サービスではなく、アプリで依頼したい家事代行や来てもらいたい時間の設定を行うだけで依頼ができるようにサービスが自動化されています。
日本でも高齢化社会と共働き世帯の増加により、ここ数年家事代行サービスの利用者が増えています。
これから高齢化社会のピークを迎えますし、利用したいと希望する潜在ユーザーも多いため、家事代行サービスの需要はまだまだ伸びしろがある事業です。
Boxbee
「Boxbee」はリアル版Dropboxと言われるストレージビジネスで、貸し倉庫サービスを進化させたサービスを提供しています。
依頼をするとプラスチックボックスが自宅に届き、荷物を入れたら引き取りに来てもらって預けます。
ボックスに入れた物はオンライン上で確認でき、ボックスを届けてもらったり、自分で倉庫まで取りに行くこともできます。
Dropboxのようにクラウド上にデータを預ける発想で、現実の物をボックスに入れて物を預けたり引き出したりするという内容のサービスです。
「Boxbee」はサンフランシスコとニューヨークでサービスを展開していて、今後こうしたリアル版Dropboxと言えるリアルストレージサービスが増えてくるかもしれません。
TeeSpring
「TeeSpring」は2012年4月にローンチしたスタートアップで、オンライン上でオリジナルデザインのTシャツを作り販売することができるサービスです。
「TeeSpring」は一定数のオーダーがないと販売されないため、在庫を抱えるリスクがありません。
Tシャツを作ったはいいけれど、売れずに在庫赤字を抱えてしまった…というリスクを解決してくれます。
手軽にオリジナルデザイのTシャツを作って販売できる、かつ在庫リスクがないことから注目されているサービスです。
Tシャツのクオリティが高いのも「TeeSpring」の特徴で、質のいいオリジナルデザインのTシャツを在庫リスクなしで販売できるのは魅力的ですね。
Boxed
「Boxed」はオンライン版COSTCOとも言えるスタートアップで、オンラインで安価に商品を仕入れることができます。
COSTCOは大量仕入れによって安価での販売を可能としていますが、近くに店舗がない方には利用しづらいですし、会員制であることがひとつの壁となります。
その課題を解決したのが「Boxed」で、会員費なしでオンライン上で安価に商品を購入することができます。
COSTCOは年会費が必要なので近所に店舗があって頻繁に利用する方は元がとれますが、たまにしか行かないけれど利用してみたい方には年会費がネックとなります。
年会費が不要の「Boxed」は元をとることを考えなくていいので、いつでも利用したいときに利用できる便利さがあります。
一定量購入すると送料が無料になるサービスも実施していて、オンライン版COSTCOとして注目を集めています。
まとめ
すでにある程度の市場サイズがあるオフラインのビジネスをインターネットで大きく改善したり、提供する仕組みを変えてしまうというビジネスは今後も伸びしろがありそうですね。
身の回りのビジネスで非効率な部分がたくさん残っているものがあれば、オンラインでサービスを開始することで便利にならないかを考えてみてはいかがでしょうか。
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