サイトエンジンでは複数の言語でのリスティング広告の出稿を代行しています。
無駄な費用を使わないようにするためにも、できるだけ細かく除外キーワードを設定し、定期的に見直すことをおすすめしています。
広告を表示したくないキーワードを除外キーワードとして設定しておくことで、表示されないようにすることができます。
詳しくは以下をご覧ください。
除外キーワードとは – AdWords ヘルプ
ちなみに「除外キーワード」という言葉はGoogleアドワーズで使われる用語で、Yahoo!プロモーション広告では「対象外キーワード」というのですが、本記事では「除外キーワード」で統一します。
設定方法は以下で説明されています。
キャンペーンに除外キーワードを追加する – AdWords ヘルプ
この記事では、どのようなキーワードを除外キーワードとするべきなのか、どのようにして除外キーワードを見つけて設定していくかについてご紹介します。
目次
設定の種類について
キーワードにはマッチタイプというものがありまして、除外キーワードにも、部分一致、フレーズ一致、完全一致という3つのタイプがあります。絞り込み部分一致というタイプもあるのですが、除外キーワードでは対象外となります。
除外キーワードを適切に設定するためには、前提としてマッチタイプの知識が必要となります。
それぞれの定義について当記事では説明しませんので、以下のページをご覧ください。
キーワードのマッチ タイプを活用する – AdWords ヘルプ
定番の設定方法6つ
以下から具体的な作業方法についてまとめています。
まずは多くのサイトで共通するであろうよくある設定キーワードの例を説明します。
1.ビッグワードを完全一致で設定
あまりにも対象が広すぎるビッグワードは集客しても費用対効果があわないことが多いですので、除外キーワードに設定します。
1つの飲食店の宣伝のための広告で、
[レストラン]
[居酒屋]
[イタリア料理]
[和食]
などがこれに該当します。
上記のようなビッグワードだけで検索している人は、さまざまなニーズを持っているために、対象とするのに不適切です。
たとえば、 レストラン、居酒屋 とだけ検索している人は、どの地域のお店を探しているかはわかりませんので、対象として広すぎます。
また、イタリア料理、和食などのワードで検索している人の中には、レシピや料理の種類、手順などを調べている人も含まれていますので、範囲が広いです。
2.商圏外の地域
商圏外の地域名や駅名などを除外キーワードとして設定しておくことで、別の地域で店舗やサービスを探しているユーザーに対して広告が表示されるのを防ぐことができます。
たとえば、東京都内で飲食店を運営しているとすると、他の都道府県すべてを除外ワードとして設定することで、商圏外で飲食店を探しているユーザーに広告が表示されないようにできます。
ちなみにこれは検索ユーザーがいる地域によって絞り込む地域ターゲットとは異なる考え方です。たとえば、東京で神奈川の飲食店を探している人に東京の飲食店は広告を表示させたくないはずです。
3.お金をはらう気がない人が検索するキーワード
お金をはらう気がない人が検索しているキーワードは除外しましょう。
たとえば弊社では翻訳のサービスを提供しているのですが、自動翻訳のサイトやアプリを探している人が検索しそうなワードを除外キーワードに設定しています。
無料
フリー
自動
ソフト
アプリ
などです。
4.提供していないものに関連したキーワード
自社で提供していない商品やサービスに関連するワードを除外しましょう。
たとえば、新品の商品を販売するネットショップを運営している場合、
中古
卸売
レンタル
自作
などが考えられます。
5.情報収集のためのキーワード
情報収集を主な目的としているキーワードです。
これは状況によって外さないほうがいいこともあります。
意味
定義
本
参考書
掲示板
ブログ
Wiki
クチコミ
評判
レビュー
など
6.求職者が検索するワード
あなたの取り扱っている商品やサービスに関連した仕事を探している人は購入目的で検索しているわけではないので除外しましょう。
バイト
アルバイト
仕事
就職
転職
など
データから除外キーワードを探す方法
ここまでで効果がなさそうな思いついたキーワードを除外していくという作業について説明しました。
次にデータから除外キーワードを探すための方法を説明します。思いもよらないキーワードが検索されていて、無駄クリックが発生していることが多いですので、定期的に確認して追加するようにしてください。
アドワーズ管理画面で実際の検索語句を見て探す
まず、除外キーワードを設定したいキャンペーンの管理画面に行き、「キーワード」タブをクリックします。
次に、グラフとキーワードの表の間にある「詳細」をクリックします。
検索語句の「すべて」をクリックします。
実際に検索されたキーワードとそのクリック数、コンバージョン数などが一覧になって表示されますので、特に効果が悪いワードや、明らかに効果がなさそうなワードを除外設定します。
まとめ
除外キーワードを定期的に追加、変更していくことでリスティング広告の費用対効果を高めることができます。無駄なクリックを減らしてCPAを下げるためにぜひ取り組んでみてください。
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この記事を書いた人
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1985年生まれ。2007年早稲田大学理工学部経営システム工学科卒業。
2008年サイトエンジン株式会社を設立しました。
学生時代にSEOを販売する代理店でテレアポと営業のアルバイトを始めたところからデジタルマーケティングの仕事に携わり続けています。
オウンドメディアの構築時の戦略立案や運用などを担当しています。
サイトエンジンではコンテンツマーケティングを中心に新規のリードを獲得し続け、累計800社以上とお取引させていただいています。
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